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いつまで初心者? 《再掲》 - Forever beginner? -

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私は塾生のみなさんに“お勧めしないこと”があります。


それは、次の三つ。


1.いつまでも自分のことを“初心者”と言うこと。
自分のことを“初心者”と言っていると本当に初心者の呪縛にハマるのだと思います。どうせ呪縛にハマるなら前向きに上を見て“天才”だと思って描いた方がいい絵が描けると思うのです。自分のことを“初心者”というのは、言い逃れですから。一方で“初心”を忘れないことも大切ですが。

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初心。 



2.やる前に“やり方”を聞くこと。
なにごともやって痛い目をみてから勉強した方が身に着きます。高校生の塾生が「大学生にも社会人にもなりたくない。一気飲みさせられて死ぬかも知れないから」と言っていました。まだやってもいないうちに情報だけが大量に入ってきて行動を阻害しているようです。私の頃は、一気飲みも含めて未知の領域は憧れでした。そして、飲み過ぎて後悔していろいろ覚えました。

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3.“写真のような絵”にいちいち驚くこと。

“絵がうまい”というのは、“写真のように描けること”という風潮があるようです。でも、“いい絵 ≠ 巧い絵”だと思いますし、“写真のような絵”を欲しい、飾りたいと思う人も少ないのでは?  写真と見まがうような絵の価値は“技巧”の卓越さであって、それは、“いい絵”の重要な要素ではないのだと思います。

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私は、水彩画はだれにも教わったことはありません。強いて言えば美大予備校時代に透明水彩で受験の絵を何枚か描いた程度。もちろん大学は工芸科でしたので絵はほとんど描いていませんし、会社時代も21年の間、会議中の落書き程度しか描いていませんでした。真剣に描き始めたのは画塾を始めてからで、独学です。






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