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“ミイラの発掘”画法《改訂・再掲》- Excavation of a mummy -

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水の力を生かして描く透明水彩画の人気が高まってインターナショナルな新しい水彩画が定着してきているのを実感している今日この頃。

 

昨年末にA・カスタネット氏が来日したこともその表れだと思う。

 
 
 
その昔、 “水彩画”というと鉛筆やペンでしっかりスケッチして薄い絵具を重ねてアッサリ仕上げる“淡彩画”をイメージしたものだった。 
 
 
昨今は、 水を多用し、にじみ、ぼかし、グラデーションなどを生かした“雰囲気のある”水彩画が世界的に人気があるように思う。 
 
昔の水彩画(“塗り絵”的発想)の延長線上でこの方法をやろうとしてもうまくいかないだろう。 なぜなら、根本的に考え方が違うので。
 
 
 
 
私は、にじみ、ぼかし、グラデーションは最初に(ファーストウォッシュで)ほとんど施しておいて、後からネガティヴ・ペインティング(塗り残し)で重要なところを浮き上がらせていくような手順で進めていくのがコツだと思っている。 
 
 
あるいは、明るいところや鮮やかなところを先 にしっかりと置いて、ぼかし、にじみ、グラデーションを多用して下地 として作り、 乾いてから徐々に暗いところを描いて重要な部分を塗り残して 掘り起こしていく 感じ。 
 
必要なところだけ掘り起こすように描き出し、余計なところ、うるさいところはボケたまま残しておく… なんだか、ミイラの発掘作業にも似ている気がする。(やったことはないが…笑)
 
 
 
 
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ファーストウォッシュ…。最初はボケボケ…
 
 
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“塗り絵” でなく “塗り残し絵”…

 

 

 

 

 
 
 
 

 

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あるいは、明るいところや鮮やかなところを先 にしっかりと置いて、ぼかし、にじみ、グラデーションを多用して下地 として作り、 乾いてから徐々に暗いところを描いて重要な部分を塗り残して 掘り起こしていく 感じ。 
 
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なんだか、ミイラの発掘作業にも似ている気がする。(やったことはないが…笑)
 
 
 
 
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ファーストウォッシュ…。最初はボケボケ…
 
 
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“塗り絵” でなく “塗り残し絵”…

 

 

 

 


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