私の勝手な見方によると、
“教え方(学び方)”には二つの大きな極があるように思う。
お手本となる ”型” に収斂させる方法論と、 個々の創造性 ”個性” を引き出す方法論。
型にハメよう(ハマろう)とする教え方(学び方)と、
型から解放しよう(されたい)とする教え方(学び方)。
(誤解を恐れず)簡単なダイヤグラムにしてみた。
私は、間違いなく自己追求型の教え方(学び方)を標榜しているし、塾生も自覚をもって“学びのスイッチ”をオンにして絵に臨んでいるという確信がある。
もちろん、伝統芸術(芸能)は様式美を追求するという大義があるから当然ながら“型”に収斂する方法論が合理的だと思う。
ある歌舞伎役者が、『”型”があるから”型破り”がある』 と言うのも頷ける。
しかし、“絵画” について考える時、みんなが同じ到達地点(”型”)を目指すというのは面白くない(馴染まない)と思う。
正しいかどうかわからないし、どちらが正しいという事でもないとは思うが、封建制と民主制、コンサバとリベラルみたいな違いはあるのかもしれない。
私は、連綿と受け継がれた水彩画の技法を尊重しつつ、新しい水彩画の表現を模索する、いわば“リベラル保守”的姿勢なんだと思う。
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