透明水彩の特徴の一つに、「透明なので、一度暗くすると明るくできない」ということがある。 だから、基本的に明るいところは塗り残す必要が出てくる。
つまり、
明るいところを描くことができない。
⇒ 暗いところを描いて塗り残す。
ということになる。
塗り残した形(ネガティブ シェイプ)が効果的に表現できていることによって、水彩画らしい光と影や空気感を感じる絵になるわけだ。
誤解を恐れずに言ってしまえば、 水彩画は、“塗り絵”ではなくて“塗り残し絵” と言えるかもしれない。
皆さんは、文字に厚みをつけて立体的に描いたことが一度はあると思う。
例えば、こんな感じ。
陰をつけただけで、輪郭線を消しても文字が浮き出ているよね。
こんなに簡単なことが、水彩画ではとても効果的!
窓の陰(影)だけ描いて、窓枠をあえて描かない。それでも十分!
窓のくぼみや壁の抵抗感まで表現できる。
これは、もう全てが陰だけだ。
雪の日は白と陰しかなくても、十分。
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