マーケティング戦略のムダ -Useless Marketing strategy-
私は、マーケティング理論を信じていない。 万人の“ニーズ(NEEDS)”に合わせて作った作品(製品)など面白いわけがないから。 マーケティング・リサーチを根拠とした戦略は、仮に商業的成功を収めたとしてもすぐに消費される刹那的なものでしかないと思う。 価値は低い。 なぜなら、万人の要求に応えるというプロセス自体が“予定調和”を前提としていて未知の可能性を含む余地がないから。。...
View Article絶対に上達する方法⁉《改訂・再掲》 - Absolute improvement way⁉ -
昨日の“マーケティング嫌い”にも通じる話なので、再掲しておく。『“絶対に上達する方法”などない。』 と言えばないが、あると言えばある。 結論から言って、 1. 思いついたらとにかくやってみる。 2. 失敗しても、成功しても、その主因を確定する。 3. そして、その結果を次に反映する。 この三つを徹底すれば、上達しか道はないと思う。...
View Articleデモンストレーションデー《ミラノ》Demonstration Day 《Milano》
横浜画塾の水曜日の午後はデモンストレーションデー。 ミラノのドゥオーモと銅像をモチーフに朝の空気感を描いてみよう。 完成作品 Google ストリートビューではこんな風。 《Step by Step》 鉛筆下描きは構図と塗り残しの確認。ファーストウォッシュで空と下地の色を流し込む。 さらに暗い部分を入れ… さらに暗部・細部を入れて完成。“DUOMO in the morning...
View Articleスケッチデー《横浜港》- Sketch Day《Yokohama Bay》-
第2木曜日の木曜日総合コースは外にスケッチに。 横浜みなとみらいのハンマーヘッド周辺に出かけてみた。 今日は、この上ないスケッチ日和。雲一つない青空、風はそよ風、ポカポカ暖かく毎回天候に悩まされる木曜日にしてみれば、一年分の“運”を使いきってしまったのかも…(苦笑)...
View Article土曜日スケッチデー《横浜山手》-Saturday Sketch day《Yamate》-
土曜日の水彩コースの授業で、横浜山手に行ってきた。 予報では夕方から雨の可能性があるということだったが、スケッチ中は降らなそうなので決行した。エリスマン邸を中心にあちこちに広がって、興味の沸く場所を探して描いてもらった。私は、エリスマン邸に隣接する横浜雙葉学園の門の前から描かせていただいた。Google ストリートビューにて。...
View Articleウラ水彩《改訂・再掲》- Secret of watercolor -
以前、“イヤミな塾長”シリーズで書いた記事の再掲です。 水彩にはウラがある…というお話。 ある塾生との会話 塾長 『何を描いてるんですか?』 塾生 『ボールです。』 塾長 『それはわかってるけど、ボールの何を描いてるの?』 塾生 『ボールの? 陰ですけど…。』 塾長 『あぁ、“光” を描いているのですね。』 塾生 『いえ、 陰です。』 出典 natalie.mu...
View Article塗り残し絵《改訂・再掲》 - Negative-painting is essential -
ネガティブペインティング(※) は、水彩画の重要基本技法のひとつだ。※輪郭の中を塗っていくのではなく、周りを塗って形を塗り残すこと。 そして、これは、“鮮度”を保つのに最も有効な技法のひとつでもある。 明るいものを浮き上がらせるためには、その後ろにあるものを上手に使って前にあるものを塗り残す必要がある。言いかえれば、描くべきものに触らず、周りを描くことで浮き上がらせるということでもある。...
View Article横浜画塾 塾生募集
新型コロナウイルス感染終息の気配ないまますでに11月になりました。 横浜画塾では4月・5月の2ヶ月を完全休講とし、その後万全の感染対策を施したうえで6月より慎重に再開しております。 具体的対策として1.授業時間短縮による交通機関ラッシュ回避2.隔週講座の新設3.1講座の人数制限によるソーシャルディスタンシング確保4.机ごとのアクリルパーテイション設置5.講座ごとのアルコール消毒実施 6.換気の励行...
View Articleデモンストレーションデー1《ベネチア》-Demonstration Day《Venice》-
横浜画塾の第2・第4水曜日は、午前・午後共にデモンストレーション・ワークショップの日。 《午前の部》 久々に、ベネチアの運河を大きな明暗を意識して、ウォッシュを駆使して描いてみた。完成作品《ステップ バイ...
View Articleデモンストレーションデー2《パリの夜》- Demonstration Day《Paris》-
横浜画塾の第2・第4水曜日は、午前・午後共にデモンストレーション・ワークショップの日。 《午後の部》 生徒さんから「夜景を描きたい」というリクエストを受けて、‟ぼかしのネガティヴシェイプ”を活かしてパリの街角を描いてみた。完成作品《ステップ バイ...
View Articleスケッチツアー《高山・白川郷》- Plein Air Workshop -
今日から2泊3日で高山・白川郷・飛騨古川にスケッチに来ている。コロナ第三波かと言われる日に出発となってしまったが、旅行会社も新幹線もバス会社も会社の命運がかかっているのでその真剣さはハンパない。完成作品。8:00に東京駅に集合。...
View Article展覧会のお知らせ、二つ - Info of Two Exhibition -
来月16日(水) から、醍醐芳晴さんとの初の2人展を行います。 2002年に会社を辞めて横浜画塾を開講後しばらくした頃から、すでに活躍されていた醍醐さんを知り、その卓越した描写力に驚愕した記憶がある。 同じ頃、もう一人衝撃的な人とも出会えた。それは永山裕子さん。出会って間もなくDVDを作らせてもらったり、4人展に誘っていただいたり、今でも仲良くさせてもらっている。...
View Article”ポジティヴ” な ”ネガティヴ”!?《改訂》 - Positive "Negative " -
透明水彩の特徴の一つに、「透明なので、一度暗くすると明るくできない」ということがある。 だから、基本的に明るいところは塗り残す必要が出てくる。 つまり、 明るいところを描くことができない。 ⇒ 暗いところを描いて塗り残す。 ということになる。 塗り残した形(ネガティブ シェイプ)が効果的に表現できていることによって、水彩画らしい光と影や空気感を感じる絵になるわけだ。...
View Article横浜画塾 水彩画特別展 明日から - Students’ Exhibition starts -
横浜画塾の有志による教室展が明日から始まる。 今年4月に予定していた1年半ごとの全塾生による「第11回横浜画塾展」がコロナ蔓延で中止となり、次回が来年9月となることから、なんとか有志だけでも発表の場を持ちたいということで、トラベルプラン(ギャラリーび~た)さんの全面的ご協力を得て実現した。 有志約40名の作品70点余りを、1FとB1Fに余すところなく展示。私も7点(数の調整のため)出品している。...
View Articleなぜ、展覧会をするのか《改訂・再掲》-Why an exhibition?-
いつも展覧会出品作品をチェックをしながら “なぜ展覧会をするのか” についていろいろ考える。 いつものことだが、備忘録としてここに記しておこう。 私にとっての展覧会の意義(目的)とは ■ 晒してなんぼ(自分へ) 観ていただいてこそ次への方向性が見えてくる。 観ていただいてこそ自分が“何者”なのかはっきりする。 ■ 塾長、絵描きやってます(塾生、水彩ファンへ)...
View Article‟日常”と‟非日常” - "Sacred" or "Secular"-
Youtube などで、“モーニング ルーティン”が流行って久しい。ただ朝起きて出かけるまでの“日常”を動画配信するだけだが、皆それぞれ違うのが面白い。 犬の散歩、FBの写真日記的記録、このブログ。もちろん、画塾の講習もいい意味で私にとってのルーティンと言える。 日常的に起こる“些細な事件”のループに、退屈さと裏腹の心地よさを感じるのは、どうやらみんな同じなのかもしれない。...
View Articleペインズグレイについて《改訂・再掲》- About Payne's grey -
当塾では、ペインズグレイを安易に使うことを禁じている。 ペインズグレーを毛嫌いしているわけではない。ペインズグレー自体はとてもきれいで品のある色だと思う。 ペインズグレーを“陰色”と決めることを禁じているということ。 同様に木々の緑を何でもかんでも“サップグリーン”や“オリーブグリーン”をベースに決めつけることも同じ。...
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