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癒し系水彩画のすすめ《改訂・再掲》 - Chillout-style with loose -

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ルースペインティングって聞いたことはあるだろうか? 

直訳すると“ゆるい絵画”となるのだろう。 

 

 

私なりの解釈では、

“説明する絵画”ではなく、

“感じさせる絵画”という意味。

 

 

【参考サイト(英文)】 

Andrew Pitt "Loose Watercolours"

The Watercolor Teacher 

 

上記サイトを読んでいると“loosen up”という言葉がよく出てくる。 

『How to loosen up(緩める方法)』 とか、『アマチュア水彩愛好家が“I want to loosen up”(緩く描きたい)という。』 とか。 

 

 

 

水彩画の魅力の一つに“癒される”というのがある。 

優しい色合い、ニジミぼかしなどの“曖昧”なきれいさ、子供のころから馴染みのある画材・・・ いろいろな理由から水彩画の“癒し”効果が醸し出される。 

 

 

一方で、もし描き手が(自己満足のために)気合いを入れ過ぎて必要以上に緻密にゴリゴリ描いたらせっかくの水彩画も“努力自慢”になり、観る人に“ストレス”を与えてしまうのではないか? 

 

 

そうならないために上記の参考サイトは、 “original intentions”(元の意図)を大事にするように言っている。 つまり、なぜここ(これ)を描こうと思ったか、何を描きたかったのか、それを表現することを最後まで忘れないということ。

 

 

 

私は、細かいところまで細密に描く“根気”や、写真のように再現する“技術”を見せることを狙った絵に興味はない。

 

 

 

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描き手がいかに楽しんで、気持ちよく描いているかが伝わるような水彩画を描きたいと思っている。そして、それを観てくれる方のストレスが一瞬でも吹っ飛ぶようなら最高だ。

 

 

 

 

“努力自慢” や “テクニック自慢” は疲れる。

 

 

時間をかけて細部までジックリ描いたり、何度も消して描き直すことが “完成度” を上げることとは限らない。

 

 

他の絵はともかく、 水彩画では描き手の“苦しんだ痕跡”を見たくはないんじゃないかな…。

少なくとも、私はそうだな。 

 

 

 

 

 

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