デモンストレーションデー《開港広場》- Demonstration Day -
毎週水曜日の午後はデモンストレーションデー。 横浜・開港広場の片隅から長く伸びた影をモチーフに、晩秋ののんびりした午後を描いてみよう。 Google ストリートビューではここまでしか入れないようだ。 私が現地で撮った写真。 《Step by Step》 鉛筆下描きはフォーカルポイント中心。 ファーストウォッシュはそれぞれの明るい所。 徐々に暗部・細部を入れ…...
View Article癒し系水彩画のすすめ《改訂・再掲》 - Chillout-style with loose -
ルースペインティングって聞いたことはあるだろうか? 直訳すると“ゆるい絵画”となるのだろう。 私なりの解釈では、“説明する絵画”ではなく、“感じさせる絵画”という意味。 【参考サイト(英文)】 Andrew Pitt "Loose Watercolours"The Watercolor Teacher 上記サイトを読んでいると“loosen up”という言葉がよく出てくる。 『How to...
View Article明るい所は薄い色?《改訂・再掲》-Is bright place dilute color?-
常々、紅葉は最初に強い赤を置くのがポイントと言っている。 例えば、真っ赤に色づいた楓(かえで) が陽を浴びて鮮やかに輝いている時、明るいところは“薄い赤”にすればいいのかな ? 銀杏(いちょう)に陽が当たって まっ黄色の並木を描く時は、きっと“濃い”黄色を塗っただろうに・・・ または、油絵具やパステルで描く時は、楓も 真っ赤に描くんじゃないの? なんで 透明水彩で描く時だけ “まっ赤”...
View Article雪景色と夜景《改訂・再掲》 - Snow scenery & night view -
水彩画のモチーフとしてよく描かれる風景にはある傾向があるように思う。 それは、“白” が美しく見える風景。例えば、パラソルのある風景、白い壁の街並み、ヨットや漁船… 等々。 そういう意味で、この季節、“雪景色” は最も水彩画に合っているモチーフの一つと言える。 なぜ白が水彩画にとって重要で、白が効いていると水彩画が映えるのだろう。...
View Article描き過ぎ注意!《改訂・再掲》 - Warning to over-paint! -
描き過ぎてドロドロになってしまう“悩み” は、 どこに行っても聞く話。 透明水彩画を、時間をかけて直しながら重ね描きしていくものと思っているうちは、決してその罠から抜けることはできないだろう。 ■なぜ描き過ぎはいけないのか。 ・透明水彩絵の具は、紙白に一回塗った“透明”な状態が色として一番美しい。 ・ “部分 = ディーテール”...
View Articleルーティンワークについて《改訂・再掲》 - About "Routine Work" -
私は、ルーティンワークが好きだ。犬の散歩、FBの写真日記的記録、このブログ…。 もちろん、画塾の講習もいい意味で私にとってのルーティンと言える。 日常的に起こる“些細な事件”のループに、退屈さと裏腹の心地よさを感じるのは、どうやらみんな同じなのかもしれない。...
View Article【告知】冬季 オンライン講座受付開始! - On Line Demo Workshop -
【告知】 冬季 受付開始のお知らせ 笠井一男 水彩技法デモンストレーション※ オンラインと聞いただけでしり込みしてしまうあなたのために、NHK文化センターのWEBには親切な手ほどきページもあります。それでも不安な方はNHK文化センター青山教室にお電話していただければ親切に教えてくれます。 (TEL; 03-3475-1151) 過去のオンライン講座 デモンストレーション作品 (一部)...
View ArticleWデモンストレーションデー 1《雪景色》- W Demonstration Day 1 -
横浜画塾の毎月第2・第4水曜日は、午前と午後の W デモンストレーションデー。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品※明日掲載予定 《午前の部》紙の白を活かして雪景色を描いてみよう。 Google ストリートビューで見るとこんな所。 一昨年、私が 雪の積もった日に現地で撮った写真。 《Step by Step》...
View ArticleWデモンストレーションデー 2《アムス》- W Demonstration Day 2 -
横浜画塾の毎月第2・第4水曜日は、午前と午後の W デモンストレーションデー。 《午後の部》 遠景と近景の2層構造の風景を描いてみよう。 ということで、アムステルダムの運河の橋に駐輪されている自転車と遠景の建物を、私が現地で撮った写真を下に描いてみる。 Google ストリートビューではこう見える。 私が現地で撮った写真。 《Step by Step》 鉛筆下描きは最小限度。...
View Article仕事納めは渋谷でワークショップ -My last work day of the year-
今年の仕事納め。渋谷ファッション&アート専門学校の公開講座が終わった。 クリスマスイブでごった返す渋谷に行くのは気が引けたが、朝はいつもと変わらぬ混み具合。 帰りは5時に終わるので渋谷から早々に退散と思いきや、電車はなぜか混んでいて、疲れた…。 みんなおうちクリスマスって事かな? 午前と午後の2講座を無事終了。さすがに疲れたので、デモンストレーション作品を手直しする気力がない。😅...
View Article渋谷でワークショップ 1《午前の部》Work shop in Shibuya 1
昨日、クリスマスイブに仕事納めとなった渋谷ファッションアンドアート専門学校の公開講座のデモンストレーションについてまとめておこうと思う。 11月から1日午前・午後の2講座になったので、今日と明日に分けてご紹介したい。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午前の部》 今回のテーマは午前・午後共に、拙著「ウォッシュから始める水彩風景 -...
View Article渋谷でワークショップ 2《午後の部》Work shop in Shibuya 2
一昨日、クリスマスイブに仕事納めとなった渋谷ファッションアンドアート専門学校の公開講座のデモンストレーションについてまとめておこうと思う。 11月から1日午前・午後の2講座になったので、昨日と今日に分けてご紹介している。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午後の部》 色を抑えて雨の風景として描いてみよう。...
View Article一年を振り返って《上半期》-Memory of 2021《First half》-
時が止まったまま2021年が終わろうとしている。毎年この時期に1年を振り返って、来年への指針を探る記事を書いてきたが、もう丸2年停滞したままなので、振り返っても代り映えのしない毎日…。 ただ時間が過ぎるのを緊張しながら待つしかできない状況が続いたが、そんな中でも何があったかを思い出し備忘録を兼ねて記しておこう。 《上半期》 1月...
View Article一年を振り返って《下半期》- Memory of 2021《Last half》-
昨日に続き、下半期。 《下半期》7月久々のほぼ通常講習開始。ワクチンも行き渡りつつあり、皆さんの表情も心なしか柔らかいが・・・オリンピック強行(狂行)によってまた感染拡大しなければいいけど。■インドの水彩画家 アミット・カプール氏にお誘いいただき紹介していただいた水彩雑誌 "INTERNATIONAL WATERCOLOR MAGAZINE"が届いた。 Thank you for Master...
View Article伸びしろについて《年末恒例メッセージ》- The potential for growth -
この記事は、私的には一年の禊(みそぎ)と来年への意気込みを再確認する意味で、年末恒例にしている。昨年に始まり、今年はさらに“かすかな希望”さえ暗転させられそうなほど過酷な経験を余儀なくされた稀有な年… だからこそ、もう一度喝を入れ直すためにも確認しておこうと思う。『何年やっても才能ないから』とか、『若い時にしっかりやっていれば』とか、『いまさらやっても』といった“悲観論(弱音)”をよく聞く。...
View Articleハート、鷲掴み! - They mesmerized my brain ! -
大掃除は一人でコツコツやってるけど、到底全部は出来ないとあきらめて途中でギブアップ。新年あけてから画塾が始まるまで少しずつ片付けることにして… 今日は、フワちゃんの走りをしっかり観戦しよっと。 案の定、期待以上の大活躍!11月にYoutubeで知って、12月11日の 10,000m (関西実業団ディスタンストライアルin京都2021)...
View Article今年の目標 2022 - Goal for 2022 -
毎年、元旦にゆるい目標を設定して、少しだけ緊張感を高めることにしている。(でないとグダグダになるのが確定なので ^ ^ ) 【関連記事】“今年の目標 2020”“今年の目標 2021” 一昨年は “完成(感性)度”、昨年は“深度(震度)” をあげると決めていた。結果的にそれが達成されたかどうかは、自分で決めることではないが、少しずつ前に進んでいる気はしている。🤔 その次、今年は…...
View Article一期一会《改訂・再掲》 - Once in a lifetime -
横浜画塾では、入塾も退塾も本人の意向に沿うことにしている。 ※満席の場合は別だが。 基本的に “来る者は拒まず、去る者は追わず。” 開講当時からの私なりの決め事だ。 なぜそうしたかについては、いろいろな理由があって一言では言い尽くせないのだが、簡単に言えば私も生徒も初対面である以上、しばらくの間は、“いい先生(合う先生)”か“いい生徒(合う生徒)”かは判断のしようがないと思うから。...
View Article描き初め、2022 - Beginning of painting 2022 -
年末やり残した大掃除の続きがまだ終わらない…。 1月2日には、近くの神社に初詣に行ってきた。いつもは行列ができるこの神社もほとんど人がいなかった。アパッチも初詣。もうすぐ13歳、まだ階段は登れる。 今日は、大掃除の続きはちょっと置いといて、今年最初の絵を描くことにした。タイムラプスも撮ろうと思い、一応準備して…。 下描きだけは済ませておこう。 今日はここまで。...
View Article描き初め、完成 - First one is completed -
昨日下描きをしておいたので、今日は一気に仕上げよう。 《Step by Step》 昨日はここで止めておいた。 ファーストウォッシュは全体の印象のベースとなる色を水を塗って流し込む。 フォーカルポイントの社を中心にディテールを進め… 全体の調整をしながら、暗部・細部を入れてか完成。“Sacred Place (聖なる場所)” 56cm×38cm タイムラプス(早送り動画)は、明日...
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