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グルーヴ感、重視!《改訂・再掲》- Importance of Groove feeling -

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以前、ある水彩画家の方が私の絵を見て、『スピード感のある風景なんだよな。』と言ってくれた。 

 

 

これは、今まで“筆さばき”とか“スピード”とか“早描き”とかいろいろな言い方で言ってきたことにも通じる、私にとって大変重要な要素だと感じた。

 

 

“ライブ感”と言ってもいいかもしれない。

 

 

私は、“絵はがきのよう”とか“写真のみたい”と言われると「ムムムッ?」と思う。 ディテイルの巧みさや説明的表現より 匂いや音を感じる、あたかもその場の光を浴び空気を吸っているような臨場感のある絵を切望している。 

 

そして、海外の作家を見ても手法やモチーフは違えど同じような世界観を持って描いている作家がたくさんいることに気付く。

 

一方で、日本にはその類の作家があまり見当たらない気がする。私が知らないだけかな?  

 

 

 

 

さらに、その傾向を突っ込んで考えると、なんだかロックミュージシャンのそれと重なる気がした。 

 

ライブ重視か、

スタジオ録音重視か。 

 

 

現場で描くか、室内で描くかということでもなく、絵に“ライブ感”(もっと突っ込んで言えば“グルーブ感”みたいなもの)があるかどうかということかなぁ。

仮にスタジオで録っても、ライブ形式で一発録りしてライブ感・グルーヴ感を重視するようなこともあるわけで…。 

 

 

音楽の世界では、スタジオで完璧な技術と音響設備の下、“最善”の音作りを目指すのは日本ではとても重視されている気がする。

反対に、その時のその場所の雰囲気、ノリ、空気、音、光、気温、湿度、オーラ…を感じて音(絵)に託すライブ派のアーティスト達は海外の方が重視されているのかもしれない。

 

 

どちらが上とか下とか言うつもりは毛頭ないし、それぞれにいいものはいい。

 

日本人の繊細さと生真面目さが前面に出たスタティックな絵もいいが、グルーヴ感、ライブ感を重視した絵を描く絵描きがもっといてもいいと思うよ。

 

 

 

 

グルーヴ感出てるかなぁ。

 

 

 

 

 

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