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新緑の季節の前に《改訂・再掲》-Before the fresh green season-

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皆さんに、一つ質問。 

 

 

光が当たると明るいから、薄く塗る(水が多い)? 

陰になると暗いから、濃く塗る(水が少ない)? 

 

 

 

私は必ずしもそうは思わない。 

特に明るいところは、全く逆の場合が多いと思う。 

 

 

 

晴れの日と、曇りの日を考えてみてほしい。 

 

ご承知の通り、“晴れ”は太陽が雲にさえぎられることなく、地上に光が直接あたった状態。 

 

五月晴れの日は、木々も花も色鮮やかで、暗い影がクッキリして、輪郭もはっきりしているよね? 

つまり、光たっぷりで“よく見える” 

 

 

そして、“曇り”は、太陽が雲に遮られて地上は雲の陰に入った状態。 

 

梅雨時の鬱陶しい日は、色は消え、陰らしい陰もなくぼんやりして、輪郭もあいまいだよね? 

つまり、光が足りず“よく見えない”。 

 

 

 

光の当たったところは“晴れ”、陰の中は“曇り” と考えてみるととても分かり易い!


 

 

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春の光を一杯に浴びた菜の花は鮮やかな黄色。
明るいからと言って決して薄い黄色ではなく、彩度の高い濃い黄色だ。

 

 


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桜が終われば新緑の季節、輝く新緑は鮮やか(濃い黄緑)なのだ。
明るいからと言って薄く塗ってしまったらせっかくの新緑も色あせる。

 

 

“光の当たった新緑”は、

濃い黄緑!!!

 

 

 

水彩画の場合、明るい = 薄い、暗い = 濃いと思っているといつまでたってもバルールの調整はできないだろう。

 

 

 

 

 

 

【関連記事】 

“明るい”とは?“暗い”とは? 

“明るい”と“薄い”は違うのです。

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

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