“描き方” や方法論だけ身に着けて、
「“上手そうに見せる”のが上手い」
だけの人の絵は浅い。
しばしば、『◯◯の描き方を教えてください。』
と言われることがある。
『こう描けば◯◯は簡単に描ける』
という“描き方”を知りたいのだと思う…。
ファーストフードの店員用マニュアルのような、“誰でもできるアンチョコ” のようなモノがほしいのだろうか?
以前、“描き方” は教えないという記事を書いた。
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“描き方は教えない”
“ 習う” と “学ぶ” の違いと言えるかもしれない。
“ 習う” と “学ぶ” はどう違う ?
私的には、
“習う” は、受動的な感じ。
“学ぶ” は、能動的な感じ。
“習う” は、自ら型にはまっていく感じ。
“学ぶ” は、自らを型から解放する感じ。
“習う” は、押し付けられる感じ。
“学ぶ” は、気づき盗みとる感じ。
“習う” は、時間消費的な感じ。
“学ぶ” は、創造的な感じ。
仮に水彩画のノウハウをシステマティックにマニュアル化できたとしても、それは絵の勉強としてあまりいい方法ではない… というか、絵を描くことの大切な部分が欠落したやり方だと思う。
絵の勉強するにあたって、“描き方”を覚えて描くという姿勢自体が浅薄ではないか。
そもそも、“描き方” なんて意味あるのかなぁ…?
絵の面白さは、描く人描く人それぞれの違いがハッキリと表現されることだよね。
壁のレンガの一つになりたいの?
From "Another Brick In The Wall" Pink Floyd
工業製品(マスプロダクト)のように“同じ絵をだれでも描ける”マニュアルがあったとして、そんなに魅力があるものなのかなぁ?
正直、全く理解できない。
※私は、カルチャーセンターなどでデモンストレーションを行い描いていただく講座もやっているが、手順や透明水彩絵の具の特徴的な効果についてお話ししながら進める。 色の指定や詳細なテクニックについてはほとんど触れない。 なので、同じように描いていても全員違う魅力が現われる結果になる。 誤解なきよう。
テンプレート(ひな形)人生じゃつまらないよね?
マラソンで近道を通って勝利しても意味がないのと一緒じゃないのか?
絵は、結果もさることながら、立ち向かう姿勢こそ大事なんだと思う。
結果ばかりを追い求めて技法優先で体得しても、浅すぎる。
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“習いごと or 学びごと”
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