円を斜めから見たら楕円になることはご承知のことと思う。 ところが、立体に張り付いた円はなかなか楕円に描けない方が多いようだ。
下の図をご覧いただきたい。
これは、講習中に説明用に描いたものだ。
一つ一つ分けて説明していこう。
まず、円の丸さに気をつけながら、こんな独楽を描いてみよう。
独楽の赤い線に注目してみると、
こんなふうにいきなり輪郭で消えてしまう方が多い。
よく見ると後ろまで回っているのがわかる。
円はいきなり途切れたりはしない。
ワインビンのラベルも同じ間違いが多い。
これもよくある光景。
これでは”裏側”は描けない。
輪郭でいきなり消えないように、特に注意が必要だ。
いかがだろうか? 意外と気を抜いてしまいがちなところだが、とても大事なところだと思う。
こういう些細なところにスキルの差が露呈する。
細心の気配りを!
【関連記事】
水彩画専用 Twitter
作品公開中 Instagram
お知らせ
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
オンラインでデモンストレーション講座!
次回シリーズ 7月9日~
まずは、透明水彩の基本的な知識や技法について簡単な素材でスタートしようと思います。
デモンストレーションで描くのは、この絵とは違います。
多くの方のご参加をお待ちしています!!!
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『水彩風景 シーン別でわかる 手順百科』 (グラフィック社刊)
笠井一男・著 定価¥2,200.-(税込み)
表紙
++++++++++++++++++++++++++++++
■既刊本も好評発売中!
● 『ウォッシュから始める水彩風景 劇的に絵が変わる7つの方法』
(グラフィック社刊)
B5(257mm×182mm) 112ページ(オールカラー) 定価;1,944円(本体1,800円)
● 『水彩風景 プロの手順 - なにを・どの段階で描くか -』
(グラフィック社刊)
B5(257mm×182mm) 112ページ(オールカラー) 定価;1,944円(本体1,800円)