これは、 絵を描く時の “リアルの裏のウソ” の話。
そもそも、『リアルだね!』 と声を上げた時点で、それは実物ではないという証しであるわけなので・・・
絵の技法には、錯覚(錯視)を利用した“ウソ”や“だまし”のテクニックがふんだんに使われている。
絵が上手な人は、“ウソが上手な人”と言えるかもしれない。
平らな紙に奥行きのある空間を描くんだから、そこがすでに“ウソ”だし。 (*^。^*)
こういう“ウソ”がうまく使えたら、上達するかもしれない。
どんな場面でこういう“ウソ”を使うかは、あなた次第。
■輪郭がなくても形は分かる。!
例えば、線の三角や黒い丸が葉としたら?
輪郭が全部なくても花は浮かび上がる!
■ネガティヴ・ペインティングはこんな感じ。
文字を塗るか、周りを塗るか。
白だけ見ていたら何の形かわからない。
このネガポジ関係は絵を描いているときにたくさん出てきているはずだ。 どっちを描くか!
■空気は見えない。
空気が見えたらその先は見えなくなる。
空気が見えれば雰囲気がでる!
実際にこんなに霞むことは稀だが、遠近法としてこれくらい強調することはよくあること。
※写真のベトナム・ハロン湾はいつも靄がかかって“海の桂林”と呼ばれている。 11月末にトラベルプランさんとスケッチを計画中。まもなく詳細発表予定!
■同じ紙の白も周り次第で光って見える。
錯覚や思い込みを利用した効果を使いこなす。
ということで、透明水彩の絵描きは、先を読みながら錯覚や思い込みを使って上手に嘘をつく要領のいいペテン師なのだった。(*^。^*)
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