“観たまま描く” と “よく観て描く” は、 別次元!
目から入った“光学的な像”を情緒や記憶をスルーして(脳を通らず) いきなり運動神経に移行し、時間をかけて画面に網膜の残像として記録していくのは、いわば“ロボット”のような仕組みと言えるだろう。
私は、“光学的”、“網膜的”、“ロボット的” な絵に興味はない。
巨匠、チャールズリードも言っている。
訳; あなたの見ているモノをコピーしてはいけない。
見ているモノをよく噛み締めて絵に注ぎ込むのだ。
ただ見て、そのままそれを描くのではない。
チャールズ・リード
目から入ってきた像を咀嚼・解釈・吟味・鑑賞して、そのアマルガムを 《企、謀、略、策、詐、欺・・・》 によって調理・加工・変質させて画面にぶちまけること。
“よく観て描く” とは、そういうことだと思っている。
東京駅丸の内
構造や色などより “気配” を重視したので、“赤レンガ” には見えないがそれはそれで良しとする。
山梨県 新・猿橋
現場でも簡単なスケッチは描いたが、後日紅葉に変えて描いた。
Toscana, Santa Margelita Rigre
イタリア・サンタ マルゲリータ リグレで撮った写真の一部を切り取って、一艘に絞って描いてみた。
現場であれ、写真であれ、“見たまま写真のように”描くだけではつまらないと思う。
“絵になる”という言葉は好きではない。
“絵にする”というのがしっくりくる。
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