『この色は、何色と何色を混ぜたのですか?』 と聞かれる。
この質問にはいつも答えに窮す。
なぜかというと、よくわからないから。(-_-;)
実は皆そうかもしれないが、絵を描いている時に絵具の名前で『○○○色と○○○色を混ぜて…』 というふうには考えていないというのが正直なところ。
ただ、なんとなく“この辺の色”くらいにしか思っていないので、絵具の名前を聞かれると答えられないのだ。
しかも、例えば同じ空の色でもその時の天候や気分や時間帯によって毎回違う色なので、『空は何色を使いますか?』 と言われても 『その時々で違います…。』 としか答えようがない。
さらに私は、パレットは前の色をきれいに拭き取って使うような几帳面な人間ではない。前に使った色の上で混ぜたりするので、微妙に混ざり合ってできている色がほとんどだ。
そして、色はメーカーの違いはもちろん、組み合わせによっても、混色の配合比によっても、濃度によっても、重ね具合によっても、紙によっても全く変わってしまう。
《イメージヴィジュアル》
この場合は下地の黄色(キナクリドンゴールド)がベースとなって色の統一を図った。
"陰は暗い”のではなく、"陰は遊ぶところ”と思って混色・ウェットインウェットを駆使して複雑な色で遊んでみた。
私のパレットに入っている絵具は16色。
既にブログでは何度も公開しているので、ご興味のある方は観てほしい。
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が、
結局というか、やっぱりというか、使った色が分かってもあまり意味はないのかもしれない。(^^ゞ
そもそも、絵の具に名前があるからいけないんじゃないか。
番号だけでもいいと思うくらいだ。
そうは言っても、画塾を運営し、カルチャーなどでもたくさんの方々に水彩画を教えている以上、『いろいろっ!』と言っていているだけではいけないと思うが…。 (苦笑)
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