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描くところ、描かないところ《改訂・再掲》- To draw, not to draw -

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水彩画の技法や手順には水彩画ならではのものがたくさんある。 

 

水の力(自然現象)を活かして描くことは、

特筆すべきことだろう。 

 

 

水の力を活かす技法の代表格はボカシやニジミだと思う。

これにより柔らかい輪郭を表すことによって空気感、奥行き感等を表現することができたり、フォーカシング(焦点の明確化)ができたりする。

 

 

 

例えば、近江八幡の日牟禮八幡宮を描いた時の場合は、下の写真のような計画を立てて描いた。

 

ハードエッジ(焦点エリア)とソフトエッジ(非焦点エリア)を効果的に使うことがポイント。

 

 

 

 

《参考写真》

A. 焦点エリア

B. サブエリア

C. 非焦点エリア

 

Aエリアは輪郭ハッキリ、コントラストばっちり、ディテール細心。

 

 

 

私の場合、焦点エリアは画面全体の1/4以下の場合が多い。

 

 

 

描写するのは1/4だけ。そこはしっかり描けばいい。
大事なのはそれ以外の3/4をどう描かないかということ。

そういうところこそ “水の力”によって“気配”のようなものが表わせたらと考えている。

 

せっかく水彩画(水絵)を描いているのだから、

“水の力”を活かさないともったいないよ。

 

 

 

※この記事は2019年3月4日に「ソフトエッヂとハードエッヂ」という題で書いたものの改訂版です。
私の最初の記事を丸パクリして、あたかも自分の発案のようにして自分の本を出した似非水彩講師がいるようです。偽物です。くれぐれもご注意ください。
 
 
 
 
 
 

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