明るいところは水を多めにして薄くすればいいのでしょうか?
もしも明るいところを全て“薄い色”で描いたら、いわゆる写真の“ハイキ―”と言われる状態になると思われます。 これはこれでおもしろい効果なんですが、いつも、どんな絵もこれでは面白くないですよね。
深紅の薔薇の明るいところは真赤にすべきだと以前ブログも書きましたので、お忘れの方はもう一度こちらを読んでみてください。
特に水彩画は紙の白を生かす絵だということもあって、“明るいところ=薄い色”と間違えてしまう方が多いようです。
明るいところは反射して光らない限り鮮やかな色にすべきではないですか?
白い布に光が当たるとより白くなるように、黄色いバラはより黄色に、真っ赤なブーゲンビリアはより赤くなるのが正しい見え方だと思います。
『明るい=薄い』という見方・手法である限り、雰囲気のある空気の厚みを感じる絵はあきらめなければならないでしょう。
昨今、バルールの整った水彩画に魅力を感じる方が多いようです。これは明暗と色彩(彩度・色相)の相関を整えるという事です。
それは結局のところ『明るい≠薄い』ということにもつながるのです。
お知らせ
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8月30日(水)~9月5日(火)
京橋 ギャラリーび~た (1F・B1F)
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9月26日(火)~10月2日(月) (初日は14:00から、最終日は16:00まで)
横浜市民ギャラリーあざみ野 ( 1F/2F )
全塾生の一年半の成果の集大成を、250点超の作品でご高覧いただきます。
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