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答えがないから面白い!《改訂・再掲》- No correct answer - 

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※この記事は、2011年12月2日の記事の改訂版です。 

 

先日の講習の中で、 『どこまで描けばいいんでしょう。』 『どこで止めればいいんでしょう。』 という質問が、ほぼ同時にありました。 

 

どちらも表裏一体の、同じ悩みだと思います。 

 

私は、『止め時の決定も個性のうち。』とだけ答えました。 

 

ちょっと突き放した物言いのようですが、とことん描き込みたい人、サラッと軽やかに仕上げたい人、それはその人の本質的な志向性を表す部分でもあって、私ごときが決められるものではないのです。 

 

だから、いろいろ試してみて自分が一番”見たい絵””飾りたい絵”がどんな絵なのかを探っていくことが必要なのではないでしょうか。 

 

そこで、一つだけ私から言えることは、

『一枚一枚の絵でやろうと心に決めたことは、とことん、120%やってみること。』 だと思います。

 

そして、結果をよく吟味して、これが自分の求めていた絵かどうかの“自分なりの判定”をしておくことが大切なんだと思います。

そうすれば、失敗しても、成功しても自分の”ちょうどいい加減”がだんだんわかってくるのだと思います。やり過ぎて失敗して、初めて限度や好みがハッキリしてくるのではないでしょうか。 

※『その“判定”ができない。』という方もいますが、それは“判定”をしようとしていないだけであることに気が付くべきです。

 

なにか絶対的な”正解”があると信じているうちは“自信のない人”のままです。 なぜなら、アートには絶対的正解はないと思いますから。

強いて言えば、答えはすべて自分の中にあるというのが“正解”かな。

アートには”正解”はないから面白い!

 

私は今でもそう思ってやっていますし、これからもそうやっていくでしょう。

 

 

マルセル・デュシャン “泉” (1917年)

※この写真は記事の内容と直接的には関係はありません。

 

 

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