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“描き込み”と“描きすぎ”《改訂・再掲》 - too much to draw -

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“描き込み”というと、とにかくキッチリ全部描くことだと思う方が多いと思います。

 

 

でも、私はそうではないと思っています。

 

 

 

では、“描き込み”とはどういうことなのでしょう。 よく、デッサンを描いている人が『描き込んだら真っ黒になっちゃった。』と言ったりしますし、水彩画でも『描き込んだら汚くなっちゃった。』なんて言っているのを耳にします。

 

本当にそうなんでしょうか?

 

 

 

私は、“描き込み”とは、“作品の完成度を上げる”ために画面全体の構成を意識しながらそれぞれの部分の“役割”や“差異”を明快にしていくことだと思っています。

 

だから、キチッと描き込めば、主役は主役らしく、脇役は脇役らしく、白いものはより白く、影(陰)はより影(陰)になっていくはずです。

 

 

 

『描き込んだら全部同じようになってしまった。』とか、『描き込んだら汚くなってしまった。』というのは、全体が見えていないために陥る “描き過ぎ” だと思います。

 

 

 

私は、“描き込み”は決して手数の問題でも時間の問題でもないと思っています。“構成”と“差異”の問題ではないか、と。 

 

 

 

あなたは、“正しい描き込み”ができていますか?

 

 

45分なら、“45分の描き込み”を。

 

 

 

 

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“差”について

 

 

 

 

 

 

 

 

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