良い作品って?《大幅改訂・再掲》 - What is a good work? -
“良い作品”と一言で言っても人それぞれ、基準などを見つけようとするのは愚の骨頂という気もするが、承知の上で勝手に書いてみたいと思う。 良い作品 ≠ うまい作品 良い作品 ≠ 美しい作品 良い作品 ≠ 高価な作品 良い作品 ≠ 有名な作品 良い作品 ≠ 有名作家の作品 良い作品 ≠ 受賞作品 … あれれ?本当に基準などない気がしてきた。...
View Articleポジティブな、ネガティブ?!《改訂》… - Effective negative shape -
透明水彩の特徴の一つに、「透明なので、一度暗くすると明るくできない」ということがあります。 だから、基本的に明るいところは塗り残す必要が出てきます。 つまり、 明るいところを描くことができない。 ⇒ 暗いところを描いて塗り残す。 ということになります。 塗り残した形(ネガティブ シェイプ)が効果的に表現できていることによって、水彩画らしい光と影や空気感を感じる絵になります。...
View Articleデモンストレーション・デー - Demonstration Day -
毎週水曜日(午後)は、横浜画塾のデモンストレーション・デー。 今日のテーマは、水面風景にマッチした人物を描こう! ということで、 まずは、点景としての人物の入れ方(水平線との関係など)を説明後、動きのある点景のコツなどをお話ししてから描き始めました。 テクニックは、ウォッシュ、ネガティヴペインティングなど。ロケ地は、キューバ・ハバナの中心街。...
View Articleアール・デコ、いいね! - Art déco, like! -
私は、アールデコのスタイルが好きです。 最近、静物のモチーフ用にアール・デコのポスターを買いました。 上の2枚はアドルフ・ムーロン・カッサンドル作下の2枚はタマラ・ ド・レンピッカ作 私が1981年に㈱パルコに心酔した理由の一つに、“タマラ・ド・レンピッカ”の画集の出版元ということがあります。 タマラ・ド・レンピッカは、1920~30年代のアールデコを代表する画家です。...
View Article台風前、個展の準備中! - Preparing for my Exhibition -
個展に向けて、3点同時進行中! 11月21日(火)から12月14日(木)まで開催を予定している相模湖畔(神奈川県立相模湖交流センター)での個展に向けての作品を制作中です。 左上が B2(51.5cm×72.8cm) 風景らしきもの…。右上が F10 号 (53.0cm × 45.5cm) 静物らしきもの…。下が B0 変形(51cm × 102cm) 群衆らしきもの…。...
View Article個展の準備Ⅱ - Prepering for my Exhibition Ⅱ -
現在3点進行中ですが、その前に人物を入れた作品を1点描きました。 キューバ、ハバナのカフェレストラン。雨が降ったり日が差したり。雨宿りで入ってしばらくすると外が明るくなってきた。 お店は閑散としていて、ウエイトレスは暇そうに外を眺めている… ファーストウォッシュで光を捕まえて…徐々に暗いところ、細かいところへ。...
View Article“描き込み”と“描きすぎ”《改訂・再掲》 - too much to draw -
“描き込み”というと、とにかくキッチリ全部描くことだと思う方が多いと思います。 でも、私はそうではないと思っています。 では、“描き込み”とはどういうことなのでしょう。 よく、デッサンを描いている人が『描き込んだら真っ黒になっちゃった。』と言ったりしますし、水彩画でも『描き込んだら汚くなっちゃった。』なんて言っているのを耳にします。 本当にそうなんでしょうか?...
View Articleデモンストレーション・デー - Demonstration Day! -
毎週水曜日(午後)は、横浜画塾のデモンストレーション・デー。 今日のテーマは、色鮮やかな紅葉を描こう! テクニックは、ウォッシュ、ネガティヴペインティングなど。ロケ地は、横浜画塾の真ん前にある都筑中央公園。紅葉はまだなので、昨年のスケッチに出かけた時の写真を参考にして描きました。 ファーストウォッシュは紅葉の赤、オレンジ、黄をしっかりと濃く入れておきます。...
View Article長崎スケッチツアーII - Sketch Holiday in Nagasaki II -
昨日から田崎まさのぶさんとW講師のスケッチツアーで長崎に行ってきました。 3日目。 まだ外は雨。朝から講評会をやって雨が上がるのを待ちます。 皆さん朝から真剣モード。一時間ほどすると陽が差してきてみんなソワソワ! 路面は濡れていても空はみるみる明るくなって… グラバー園に着く頃は青空が現れました! お決まりのグラバー邸もよし、他にもポイントは盛りだくさん!...
View Articleデモンストレーション・デー - Demonstration Day -
毎週水曜日(午後)は、横浜画塾のデモンストレーション・デー。 今日のテーマは、逆光の漁港を描こう! テクニックは、ウォッシュ、ネガティヴペインティングなど。ロケ地は、三浦半島の小網代湾。 先日スケッチに行った小網代湾で撮った写真を下に描いてみました。 まずは、鉛筆で下描き。例によって塗り残しの確認と構図の確認のみ。 今日は、一番奥から徐々に進めます。...
View Articleスケッチ・デー - Sketch Day -
毎週木曜日の総合コースでは、月に一度、第一木曜日にスケッチに出かけます。 今日は、佃煮ともんじゃ焼きの町、東京・佃島に出かけました。 実は、私はスケッチで訪れるのは初めてなので、興奮気味です。 まずはロケハン。 わずかなスペースではありますが、そこには古き良き東京下町の風情が色濃く残り、周囲を取り巻く高層マンションとの対比が興味深い、いかにも東京らしいといってもいいかもしれません。...
View Articleバックの明暗について《改訂・再掲》 - Value of Back ground -
あなたは、背景を描く時、光の当たる方を明るくしますか? 暗くしますか? 例えば、同じモチーフで背景(バック)を変えて観てみましょう。すぐ後ろに壁やカーテンなど、光を反射する“モノ”がある場合は、光源の方が明るくなりますね。...
View Article長崎スケッチツアーⅢ - Sketch Holiday in Nagasaki Ⅲ -
先日の長崎スケッチツアーで描いた、グラバー園のオルト邸に新郎新婦を入れて完成させました。 この日は、台風一過の日曜日。 グラバー邸は観光客でいっぱいだったので、一番奥にあるオルト邸を描こうと思い向かいました。 入り口には受付があり、どうやら結婚式が始まるようです。 受付の方に聞いて、問題ないということだったので邪魔にならないところにイーゼルを立てて描き始めました。 式の始まる前。...
View Article押しに弱い…って? - A Pushover…? -
当塾では、室内の静物画が中心となっています。※風景画はデモンストレーションコース(隔週・室内)と 総合コース(屋外で月1回)で、人物は総合コース(月1回)で行っています。 なので、毎週1~2回はお花屋さんに行ってモチーフ用の花を買って来るのが私の大切な日課です。 昨日、『そろそろクリスマスっぽいのもいいかな』...
View Article自分さえ良ければいいのだ! - Artistic License -
いきなり『自分さえ良ければいいのだ!』と言われたらカチンッとくるね。 私もそんなこと平然と言う奴は嫌いだ。 でも、 絵の世界では、最も大事なこと… のように思う。 誰かのために描いているわけではなく、褒められたくて描いているわけでもない。 現実をただ上手に写し取ることが目的でもないでしょ? 描きたいから描く、自分の見たい絵を描く。人に合わせる必要はない。...
View Articleデモンストレーションデー - demonstration day -
毎週水曜日(午後)は、横浜画塾のデモンストレーション・デー。 今日のテーマは、ベネチアの運河を 明暗 を意識して描こう! ロケ地は、イタリア・ベネチア。 ボートから撮った写真を下に描いてみました。 サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂の近くの運河(Google Street) テクニックは、ウォッシュ、ネガティヴペインティングなど。 暗さをキープするために、...
View Article紙の上で動く絵の具《改訂・再掲》- The pigment moves on paper -
絵は筆で描くものと決めつけていませんか? 私は、基本的に何を使って描いても“結果オーライ”を前提に・・・というか、いい結果を導き出すためには手段を選ばないつもりでいます。 特に、水彩は紙の上で動く絵の具ですから、自然の力(水・空気・重力など)をうまく味方に付けると無限の可能性が広がるのが楽しい!...
View Article水彩スケッチの極意 - Secrets of master work -
最近、インスタグラムにも作品をアップしている。素晴らしい作家が大量に作品を出しているので参考になる。特に、水彩クロッキーとも言える短時間でササッと雰囲気を捕まえるクイックスケッチの素晴らしい作品が多いのでとても楽しい!その中で最近最も惹かれた作家がSHARI BLAUKOPF...
View Article久々の静物画… - Still life after a long time -
久々に静物画を描いてみた。 最初はどう描こうか迷いばかりが先行したが、ファーストウォッシュが済んだあたりから調子が(開き直りが)出てきた。(笑) ファーストウォッシュは、光を意識しながらベースとなる色を一気において雰囲気作り。 乾いたら暗いバック(とはいっても中間トーン)を入れ、それぞれの次の暗さを乗せていく。 さらに暗いところ、細かいところを入れて完成としよう。 ”In The...
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