個展の準備 I - Preparing for solo Exhibition I -
個展の作品を描いています。雨の情景は好きで何度も描いています。窓から見た雨の情景も、過去に小品で描いてきました。 Rainy Manhattan 40cm×28cm 2013年 Rain Song 24cm × 32cm 2017年 今回はちょっと大き目に描いて見ようということで、練習がてらに一枚。 明るい色(鮮やかな色)を置いてからマスキング。...
View Article個展の準備 II - Preparing for solo Exhibition Ⅱ -
昨日の雨のウインドウが楽しかったので、今度は、ブレーキライトで真っ赤にしてみた。 真っ赤なライトが湿気た空気に溶け込むような臨場感が出たらいいなぁ… なんて思いながら… 画面のほとんどに赤の下地。そして、その上にマスキング。 左右のビルらしきシルエットをぼやっと入れて地面に“光の道”を作ります。※“光の道”については、拙著『ウォッシュから始める水彩風景 - 劇的に絵が変わる7つの方法...
View Articleデモンストレーション・デー - Demonstration Day -
毎週水曜日(午後)は、横浜画塾のデモンストレーション・デー。 今日のテーマは、モーターボートのスピード感を表す荒々しい波を描こう! ロケ地は、イタリア・ベネチア。 まだ6月とはいえ30度はあろうかという炎天下、リヴァ・デッリ・スキァヴォーニのホテルからロケハンがてら寄り道しながらアカデミア橋を渡ってサルーテ大聖堂まで歩いてきました。...
View Article教え方(学び方)のスタイル - Teaching direction -
私の勝手な見方によると、“教え方(学び方)”には二つの大きな極があるように思います。 “お手本”となる型に収斂させる方法論と、個々の創造性を最大限に引き出す方法論型にハメよう(ハマろう)とする教え方(学び方)と、型から解放しよう(されたい)とする教え方(学び方)。(誤解を恐れず)簡単なダイヤグラムにしてみました。...
View Article個展の準備 Ⅲ
明日、来週21日(火)から始まる相模湖交流センターでの個展の作品搬入に行ってきます。 作品は全部で29点。昨日、一点を残してすべて発送しました。 その一点は、まだここにあります。仕上がっていません…。('Д') 6月に行ったスペインジローナの大聖堂前の光景を描いています。今回一番大きい作品 (51cm×102cm) です。 Google ストリートビューで観たジローナ大聖堂前。...
View Article個展準備完了 - Ready for my solo exhibition-
相模湖畔の相模湖交流センターギャラリーで、21日(火)から約三週間、昨年に引き続き二回目となる個展を開催させていただきます。相模湖は今紅葉真っ盛り!今日は日曜日とあって、八王子、高尾、相模湖ともに登山装備の人をたくさん見かけました! 相模湖交流センター2階のベランダから見える絶景! ギャラリーは、個展には広すぎるくらいですが、ゆったりと展示でき、引きもあるので最高の環境でご覧いただけます!...
View Article明日から、告知2つ。 - Two info from tomorrow -
1年があっという間に過ぎていく…。 個展とワークショップ募集が明日から始まります。 その1.明日から個展開始!笠井一男 水彩画 展 11月21日(火)~12月14日(木) 神奈川県立相模湖交流センター ご縁があって、昨年に引き続き、相模湖畔のゆったりしたギャラリーで個展を開催させていただくことになりました。 水彩画31点を展示します。 湖畔のスケッチ+♨+笠井一男...
View Articleデモンストレーション・デー
毎週水曜日(午後)は、横浜画塾のデモンストレーション・デー。 今日のテーマは、“光の道”を“陰影追跡”で描こう!※“光の道”、“陰影追跡”については拙著“ウォッシュから始める水彩風景 ~劇的に絵が変わる7つの方法~”をご参照ください。 サンマルコ広場からアカデミア橋に向かう途中、ゴンドラの交通渋滞に遭遇。見事なオールさばきにしばし感激。...
View Article相模湖ワークショップ - Sagami Lake Workshop -
今日は、相模湖畔の個展会場でワークショップ。 屋外と室内のダブルセッティングで準備をしてもらっていましたが、朝から生憎の雨… 室内でやろうと決めて相模湖交流センターまで来てみると… !!! 雨は小康状態、西には青空がのぞき、山々には雲が低くたなびき、なんとも魅力的な光景が! なんともそそられる幽玄の世界! 悩みながら、とりあえず会場へ。...
View Article京都ワークショップ - Worshop in Kyoto -
今日から三日間、関西三都市でワークショップを敢行します。 新横浜朝7時32分ののぞみで京都へ。 富士山が綺麗だ! 京都での第1回目は、『一点集中』をテーマに、新緑の北海道大学植物公園の写真を下に、紅葉にアレンジして描いてみました。 橋の一部と人を塗り残しながら、最後まで活かせる強い赤をファーストウォッシュでしっかり入れます。 乾いたら暗いところ、細かいところへと進めます。...
View ArticlePR: 解雇、パワハラなど職場トラブルの解決には?-政府広報
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View Article梅田ワークショップ - Workshop in Umeda -
関西2日目は、NHK文化センター梅田教室。 京都のホテルを出て阪急電車の新快速で梅田に移動。 早めに着いたので周辺散策。 梅田駅はサイバーシティそのもの!早めに軽くランチ、そして31階のカフェでお茶。 12時半からの講座の準備のため早めに会場に入ります。 テーマは昨日と同じ『陰影追跡』。題材はキューバ・ハバナの街角です。 一点透視図法で建物の角度と塗り残しの場所を確認。...
View Article神戸ワークショップ - Workshop in Kobe -
関西三日目は、神戸です。 今日のテーマは『大反射』。※拙著『ウォッシュから始める水彩風景 -劇的に絵が変わる7つの方法- 』より イタリア・サンタマルゲリータ・リグレの船溜りの写真を下に説明しながらデモンストレーション+実技指導。 船溜りを背景にポツンと浮かぶボート。背後の山や船が映り込む水面を描いてみます。 ファーストウォッシュ。ハイライトの塗り残しに注意して一気にいきます!...
View Article悪達者 - Fast Slipshod Work -
“勢いがある”ことと “雑”なことは別物です。 どこが違うかといっても精神論や抽象論になってもつまらないので、私なりに『雑だなぁ。』と思うときと 『勢いあるなぁ。』 と思うときの違いについて反芻してみようと思います。 ■魅力的なフォーカルポイントがキチッと決まっているか。 線やタッチに迷いがないか。 ■基本的な形の“芯”を外していないか。 ■観察があり、発見があり、技術があるか。...
View Article相模湖から銀座へ - Sagami lake to Ginza -
朝から相模湖の個展会場に行きました。 画塾の生徒さんたちがたくさん来てくれていて、会場はたいへん盛況でした!それから、千葉からおいでくださったFさん、お話しできずすみませんでした。すぐ戻ったのですがもういらっしゃらなくて…。みなさん、ご来場ありがとうこざいました! ギャラリーの裏にあるカエデ。綺麗です! 山もすっかり色づき今が見頃。...
View Article相模湖ワークショップ - workshop in Sagami lake -
相模湖畔で開催中の個展イベントとして、2回目のワークショップを行いました。 集合1時間前にもかかわらず、20名の受講者の方々は個展会場にたくさんいらしていて、皆さんやる気満々です!※キャンセル待ちの方、今回はごめんなさい。次回お会いしましょう。 今日のテーマはいろいろありますが、メインは、手順とネガティブペインティングです。他に、バルール、色の鮮度、ウォッシュ、木の表現等々。...
View Article色相、明度、彩度+鮮度 -Hue, Brightness, Chroma+Freshness-
『“ 色の三要素”は聞いたことあるが、“色の四要素”は知らないなぁ』 という人がほとんど・・・というか全員そうだろう。 なぜなら、私が勝手に作ったから。(笑) 一般的に色の三要素とは、色相(色合い) ・彩度(鮮やかさ) ・明度(明るさ)のことを言うが、水彩画に限って言えば、もう一つ、“鮮度”という重要な要素があると思っている。 海外の水彩画の書籍やサイトではたびたび目にする色についての...
View Article塗り残しの技法は必須 - Negative-painting is essential -
ネガティブペインティング(塗り残し)は、水彩画の基本技法である。輪郭の中を塗っていくのではなく、周りを塗って形を浮き上がらせること。 そして、これは、昨日お話しした“鮮度”を保つのに最も有効な技法のひとつだ。...
View Articleなんでそんなに描くの? - Why do you paint too much? -
『ついつい描き過ぎて濁ってしまうのですが、 何かいい解決方法はありませんか?』という相談をどこに行っても受ける。 簡単。 描かなければいいのだ。 描き過ぎたのだから、描かなければ解決なのだ ・ ・ ・ というのは、ちょっと簡単に片付けすぎか。 まず、対象に向かった時にどう考えるか、で結果は大きく違ってくると思う。 つまり、...
View Article明るいところは薄い色? - Is light spot thin colors? -
ブログでも質問があった光と陰の表現について、ちょっとしたヒントをお話したい。 例えば、深紅の薔薇を描く時、明るいところは“薄い赤”にすればいいのだろうか? ハッキリ言おう。それは必ずしも合っているとは言えない。 光があたって明るいということは、いつでも“薄い色”になるということではないのだ。...
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