まだまだよく間違える奥行きと目の高さの錯覚。
再度確認しておこうと思う。
生徒さんがよく間違えるのは、静物でも風景でも、奥行きを縦の長さと勘違いすること。
手前の船がら、橋、奥のシテ島までたぶん1kmくらいあると思うが、川面近くまで降りて描いているのでセーヌ川の喫水線(赤い線)は直線に近い微妙なカーブに見える。
江の島を望む海岸線も、江の島まで何キロかあって、上から見たら縦に長い海岸線かと思うが、目線が低いのでこんなにぺちゃんこに見ている。
実際はこんなに長い海岸線。
これを上のように縦を圧縮して描けるかどうか。
上から見たらこんな形に並んでいても、視点が下がるとほぼ直線に近くなったりする。
この奥行きを上下の長さにしてしまうと、海や地面は縦に起き上がって、いくら遠くをぼかしても薄く描いても奥行きが出ない結果になってしまう。
どうしても上からドローンで見たように描いてしまうのは、脳が勝手に修正しているからなのだろう。錯覚に惑わされず、正しい目の高さからの線が描けるかどうか…。
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