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一期一会《改訂・再掲》 - Once in a lifetime -

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横浜画塾では、入塾も退塾も本人の意向に沿うことにしている。 ※満席の場合は別だが。 

 

 

基本的に “来る者は拒まず、去る者は追わず。” 

開講当時からの私なりの決め事だ。 

 

 

なぜそうしたかについては、いろいろな理由があって一言では言い尽くせないのだが、簡単に言えば私も生徒も初対面である以上、しばらくの間は、“いい先生(合う先生)”か“いい生徒(合う生徒)”かは判断のしようがないと思うから。 

 

仮に、他にさしたる理由もなく『この先生、合わない。』 とか 『他にもっといい先生が見つかった。』 とかの理由でお辞めになるにしても、甘んじて受け入れよう。  反対に、私から 『辞めてください。』 というのは、よほどのことがない限りないが。 

 

 

このことは、後に内田樹氏の本を読んで大いに共感したことともつながっている。   

 

$塾長の日記 

『日本辺境論』内田樹・著

 

“学び”という高度な信頼でしか成り立たない関係を、それ以外の下世話な人間関係で無理やり保全しても、“学び”の関係は成立しえないのだと思う。

 

 

【関連記事】
学びのメカニズム
 


 

 

例えば、もしも、辞めて他の先生の教室に行く生徒を罵倒したり、無理やり説得して残留を強要したり、他の教室から移ってきた生徒を拒絶したりする“先生”がいたら、そんな了見の狭い人の絵はいいはずがないと思う。 

 

その先生は、“絵とは関係ないこと”に心を捕われていているのだから。

 

逆に生徒さん側から、自分の絵を分かってくれない、丁寧に教えてくれない、聞いても答えを出してくれない… 等の理由で “学びの場” を放棄するのは自由だと思う。上記の “学びのメカニズム" を読んでほしい。

 

 

 

偉そうなことを言っているのはわかっているが、やっぱりそう思う。

 


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