私は塾生に、陰(影)にペインズグレーやインディゴなどを“陰(影)色”と決めつけて使用しないように提案している。
ペインズグレーやインディゴが悪いのではなく、“決めつける”ことが良くないと思うからだ。
陰(影)は、それぞれの個有色、光源の種類、光の方向、時間、季節、場所、周辺の環境、自分の絵の完成イメージなどなどあらゆるものの影響を受けるものだ。
“その都度変化する” はずの陰(影)の色を決めつけてしまったら、”思考停止” を起こし、絵を描く上でたいへん重要で魅力的なところを放棄することになってしまう。
【関連記事】
ということで、
具体的に見てもらった方がわかり易いと思うので、何点か過去の巨匠たちの作品を例に分解して観てみよう。
左の絵の赤い四角で囲んだ部分を拡大したものが右(下)の四角になる。
Maxfield Parrish "Garden of Allah" (1918)
Claude Monet "Woman with a Parasol" (1875)
Edgar Degas "Ballerinas" (1884)
いかがだろうか?
多少デスクトップの色の再現性などの問題はあるとは思うが、単純なグレーではないことがわかる。作家それぞれに陰の色に最大の工夫をして楽しんでいるように思う。
お知らせ
+++++++++++++++++++++++++++
■ワークショップ 参加者募集中!
▶ NHK文化センター
※9月の神戸、京都の空きあり!
▶ 広尾アートアカデミー
※8月30日(金)一日講座
▶ クラブツーリズム
※キャンセル待ち受付中
▶ 東急セミナーBE 自由が丘校
※(定期講座) ※現在満席
■バルト スケッチツアー
※おかげさまで満席となりました。
7月2日(火)~7月11日(木)の10日間、
お問い合わせ; ㈱トラベルプラン 担当 田中
TEL; 03-3561-5050
書籍のお知らせ
++++++++++++++++++++++++++++++
■※2019年12月新刊刊行予定 (ただいま準備中)
■好評発売中!
『ウォッシュから始める水彩風景 劇的に絵が変わる7つの方法』
(グラフィック社刊)
<P38>の “7つのインデックス” を中心にページを繰っていただくとより理解が進むようにできています!
👇クリック
『ウォッシュから始める水彩風景 劇的に絵が変わる7つの方法』
92点の作品(そのうち28点はプロセス説解説付き)をご覧いただけます。
■好評発売中
(グラフィック社刊)
B5(257mm×182mm) 112ページ(オールカラー) 定価;1,944円(本体1,800円)
■好評発売中!
(グラフィック社刊)
B5(257mm×182mm) 112ページ(オールカラー) 定価;1,944円(本体1,800円)