6月1日(月)から画塾の講習を暫時再開していく。
当面、6月の第1週は通常通り開講し、通常のセッティングを準備して、3密を避けた状態でスタートし、第2週はご希望の方を募って‟オンライン講評会”のリハーサルをやってみようと思う。
もちろん、こういう状況なので来られる方だけ十分注意した上でお越しいただきたい。仮に全員揃ったとしても一講座は12名で、入り口のドアと窓を開けておくので“密”になることはないはずだ。
来ていただいた方々と今後の方向についてご意見をお聞きして第3週から新生・横浜画塾としてスタートできればと思っている。
基本的には実技講座(at画塾)+オンライン講座(at 自宅) のミックスで皆さんの外出リスクを半減できればと思っている。
ということで、
運営方法は大幅に変えざるを得ないにしても、“横浜画塾スピリット”は当然のことながら継続していくので、私自身も初心に戻って臨む覚悟だ。
過去の画塾がどうだったか、ちょっとだけ振り返ってみた。
以下、過去の記事より++++++++++++++++++++++
画塾展(教室展)を開催すると必ずこんな質問を頂く。
「先生は何人いるんですか?」
「それぞれ違って、見ていて飽きない」
「前回よりレベルアップしてますね!」
「楽しかった~」
「自由で開放感がある」 …
といった感想や質問をたくさんいただいた。
「どうやるとこうなるんですか?」 ・・・ と。
「私が“描き方”を教えないからじゃないですか? みんな悩んで自分の表現を探しているんだと思います。」
と答えた。
「絵画教室なのに“描き方”を教えないとはどういうこと?」と思うだろう。でも、描き方を教わってみんなで同じ絵を描くことが楽しいことだろうか?
アートは“他人との違いを確認”し、
“他人との違いを表す”行為だと思うのだが…。
簡単に言えば、『さまざまな“差異”を楽しむ創作活動』ということかなぁ。
“描き方”を教えることによって“同じ絵”または“似た絵”になっていくことは容易に想像できる。 一方で“見方・考え方”を共有したうえで、それぞれの“個”を出していく方が自由であるに違いないと思うし、それぞれ生まれも育ちも違う人々が集まってそれぞれの“ONLY ONE”を表し、尊重し合う環境こそ“クリエイティブ”と言えるのではないだろうか?
誤解を恐れず簡潔にチャート化するとこんな感じかな…。
この図でいうと、横浜画塾(私)はかなり“右”に寄っている。
教える方も学ぶ方も短絡的な“近道”を選ばず、ジックリ自分と向き合って“自分の絵”を探す旅に出るべきだと思うのだ。
“描き方”を覚えてみんなと同じ絵を描くのが楽しい人は、どうぞ続けていただきたい。それも選択肢の一つだから。
でも、もしそれに物足りなさを感じるようなら、観方・考え方をちょっと変えるだけで水使いによってもっともっと深遠で魅了される世界が待っていることを保証する。
もちろん“産みの苦しみ”が必ず浮上することもお約束するが。(^^♪
絵描きは一生“生みの苦しみ”を抱えているものだ。
常に次の“何か”を求め、悩み、表す。
完璧、満足、優越を感じたら、一丁上がり、おしまい。
だから、絵を描くことは楽しい!!!
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