前回の続き、応用編。
グラニュレーション系とステイン系を混色した水彩絵の具の効果をさらに引き出す方法を探ってみた。
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実験資料
使用絵の具 (シュミンケ)
・デルフトブルー
・スカーレットレッド
・コバルトターコイズ
・フタログリーン
・パープルマゼンタ
1. 上記5色を混色した色を普通に塗った場合と、塗ってから乾く前にリフティング(拭き取り)や水を垂らした場合の比較。
↓
2. 同じく混色した色を普通に塗った場合と、水をスパッタリング(飛沫)したところに塗った場合の比較。
↓
同じ混色した色を塗っただけの場合と、乾く前に様々な加工(技法)を施すことによって出てくる色の変化の違いは歴然だ。
作例を少し…
陰の部分はコバルトターコイズとウルトラマリーンとマゼンタの混色なのでグラニュレーション効果が出ている。
二階の壁の色は一度塗っただけで
紫、マゼンタ、ターコイズが自然に出てきた。
紙の種類によってガサガサの模様が変わるのも面白い。因みにこれはファブリアーノの荒目。上の2点はアルシュの荒目。
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