好きなものほど、集中すればするほど、抜け出すのはたいへんだ。
新しくモノを始める時に大きなエネルギーが必要なのと一緒で、モノを中断して“見方”を変えるというのもエネルギーを必要とする作業だと思う。
全体を客観的に把握することは重要なのは間違いない。
部分の集積は全体にはならないので、“鳥の目”は不可欠だと思う。
私は、“鳥の目”になるために、
制作途中でいろいろなことをしている。
いくつか挙げてみると、
1.遠くに離して観る
2.逆さまにして観る
3.窓や鏡に映して観る
4.写メに撮って観る
5.他の作業をしながらチラ見する
6.窓際に置いて外から見る
7.他のこと(珈琲を入れて飲む、ギターを弾くなど)に没頭してから観る
8.後ろ向きにしておいて、急に表にして観る
9.人の作品(小学生から巨匠まで)を観てから観る
10.一晩おいてから観る
・・・
自分のことを客観的に観るということは、本当に難しい。
10年ほど前、小学生に“ナルシ”(ナルシスト)と言われた自画像…
自分では似ているつもりだったんだけどなぁ…。
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描かない時間
鳥の目、虫の目。
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オンラインでデモンストレーション講座!
次回シリーズ 7月9日~
まずは、透明水彩の基本的な知識や技法について簡単な素材でスタートしようと思います。
1 2021/07/09(金) 『魅力的な水面の映り込み』
▶水面の状況ごとの反射バリエーションとコツを実演付きで解説します。
2 2021/08/06(金) 『生き生きとした人のいる風景』
▶風景に人を入れることによる効果とコツを実演付きで解説します。
3 2021/09/10(金) 『ドラマチックな画面演出のあれこれ』
▶“光の道”、“空気の可視化”などのコツを実演付きで解説します。
デモンストレーションで描くのは、この絵とは違います。
途中参加も可能です。
多くの方のご参加をお待ちしています!!!
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