今日の講評でも出て、ブログでも質問があった光と影の見え方についてちょっとしたヒントをお話しましょう。 例えば、深紅の薔薇を描く時、明るいところは“薄い赤”にしますか?
ハッキリ言います。 それは間違いです。
光があたって明るいということは“薄い色”ということではないのです。 明るいということは、色が鮮やかに見えるということだから真っ赤にしなければ深紅の薔薇にはなりません。
簡単にまとめておきましょう。
◆光が当たるということは、クッキリよく見えるということ。
Ⅰ. 色が鮮やか
Ⅱ. 輪郭がくっきり
Ⅲ. コントラストが強い
◆陰の中は、光が足りず良く見えないということ。
Ⅰ. 色は鈍い
Ⅱ. 輪郭は弱い
Ⅲ. 明暗の差がない
陰の部分はほとんど見えないので描いていません。大切なのは光と影の境界。
光の当たったところはコントラストを強く、陰の中は曖昧にしています。
ということで、暗くしたら陰になるわけでもなく、薄く描いたら明るく光が当たるわけでもないのです。
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《個展情報》 10月25日から
笠井 一男 水彩画展 in 相模湖
会期; 10月25日(火)~30日(日) 10:00~17:00
場所; 県立相模湖交流センター
電話; 042-682-6121
〒252-0171 神奈川県相模原市緑区与瀬259-1
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