最近、買い物に行くと、清算前に予想していた額の1.5倍位になって驚く。
画材もご多分に漏れず、ここ数年でモノによっては2倍になっている。
そんな中、高価な画材を無駄にしないためのご提案。
塾長 『そんな高価な水彩紙に直接描く前に、クロッキー帳にエスキースを描いて確認した方がいいと思うけど…。』
塾生 『時間がないし、めんどくさいからいいんです。』
塾長 『でも、もし失敗したらどうするの?』
塾生 『消して直しますから。』
塾長 『練ゴムでゴシゴシ消したら紙は痛むし、かえって時間もかかるでしょ?』
塾生 『そしたら、直さずそのまま描きます…。』
マジか⁉️
描く前から構図や形に違和感があってスタートしてもいい作品になるとは思えない。
本番の水彩紙に描く前に、クロッキー帳などにエスキースして構図や形の確認をしっかりすべきではないだろうか。
アルシュのような“高価な”水彩紙(ex. アルシュ 四つ切 51cm×36cm 約1,000円)にいきなり鉛筆で描き始めるのは、よほど自信があるか大金持ちなんだろうなぁ~ と思う。
でもね、本番の水彩紙に描き始める前に少なくとも構図、塗り残し、バルールの確認くらいはした方がいいと思うけど・・・。
結局、そうした方が時間も筆数も最小限に抑えられ、失敗しないので、高い紙も無駄にならない。
事前のイメージング(構想)に始まり、形や色はもちろん、構図、プロセス、技法等々確認することは山ほどあるはず。
エスキースは、かの巨匠たちもみんなやっていることだから。
ミケランジェロ氏 “リビアの巫女” エスキースと完成作品
トーマス・シャラー氏 主に構図とバルールの確認と思われる。
ジョセフ師匠も日常的にドローイングもして、メモまでしてる。
見習わねば。