※ これは2015年に書いた記事だけど、今も基本は変わっていないので、少し付け足しながら再掲しておく。
よくカルチャーセンターや個展に来てくれた方々から 『陰の中にこういう色が見えるんですか?』 『この空の色は本当にこういう色だったんですか?』 と聞かれる。
場合によるが、おおむね答えは『ノー!』 だ。
見えなくても、『こんな色があったらきれいだろうな。』 とか、
『こんなイメージの絵にしたいから、この色を入れよう。』 とか。
各10分~15分 のクィックぺインティング。 色は直感と成り行き。
⇓
陰の中をカラフルにしてみた。
⇓
温泉は温泉らしく、秋なら秋らしく。
“見たまま”という言葉はさまざまな解釈が可能だ。 “見かけ”“雰囲気”“印象”… 見たままに描くことの意味は何なのだろう…。
「見たまま描いてるんですけどォ」 と言う人の絵が、私の “見たまま” と同じだったことは一度もない。
そもそも、人は皆 同じものが見えているのかどうか、それさえ怪しいし、確認のしようがない。
いい絵って何なんだろう? 写真のような絵が“いい絵”と思う人もいるだろう。 でも、写真に限りなく近づけるスキルに一体どんな意味があるのかな?
技術自慢?
そんな技術に驚くのは絵を好きな人ではない気もするが…。
素人を驚かせたい?
それは蝋人形館と同じ価値観じゃない?
創造性やアートとは違うと思う。
私は、“写真のよう”な“視覚的 見かけ”を再現することと “いい絵”の相関性があるとは全く思わない。
ちょっと論点は違うけれど…
学生の頃、自分の手を造型するという課題で粘土で自分の手を作ったことがある。
— _ (@Qto6BshdBJYXdch) May 9, 2023
その時の講評が最悪で"理由はリアリティが無い"というものだった。
「人の指というのはこんなに漫画みたいに先端が真円ではないし、これは漫画の手だ、もっと観察しろ」
そして講師が俺の手を見て続ける… pic.twitter.com/w6sHDggoZ6
水彩画専用 Twitter
作品公開中 Instagram
お知らせ
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
受講者募集中!
詳細およびお申込みは
TEL ; 03-3409-2661
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■NHK文化センター 青山教室 リアル講座 復活!
※キャンセル待ち受付中!
講評会風景
1回3時間のデモンストレーション中心の対面講座。
横浜ランドマーク教室で開講していたワークショップの復活です!
基本技法とその技法を使った作品制作プラス実技指導をします。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『水彩風景 シーン別でわかる 手順百科』 (グラフィック社刊)
笠井一男・著 定価¥2,200.-(税込み)
表紙
++++++++++++++++++++++++++++++
■既刊本も好評発売中!
● 『ウォッシュから始める水彩風景 劇的に絵が変わる7つの方法』
(グラフィック社刊)
B5(257mm×182mm) 112ページ(オールカラー) 定価;1,944円(本体1,800円)
● 『水彩風景 プロの手順 - なにを・どの段階で描くか -』
(グラフィック社刊)
B5(257mm×182mm) 112ページ(オールカラー) 定価;1,944円(本体1,800円)
■ 横浜画塾
〒224-0032 横浜市都筑区茅ケ崎中央 40-3
最寄り駅; 横浜市営地下鉄 センター南駅 徒歩4分
Mail; y.gajuku@gmail.com