昨日も “見たまま描いてちゃダメでしょ。”
という記事を再掲した。
以前は、「まずは見たまま」と言っていたかもしれない。でも、自分で描いていて“見ていること”と“描いていること”の間にかなりの誤差があることを体感するようになって、無責任に言ってはいけないと思うようになってきた。
“見ていること”が目から脳に行って何かの化学反応があって、別なものに増殖したり変異したり分裂したりする感覚が日ごとに強くなっている今日この頃。
『オレが見ているものはみんなの見ているものと同じなのだろうか。』 とか 『見えないけどすごいものがたくさん見えてきたような気がする。』 なんて思い始めていたりする。(危険? 笑)
『見えている通りに描きましょう。』と言ったところで、結果はみんな違うんだよね、ご承知の通り。
私が描く時に“イメージ(感じていること)”を自己確認するいくつかのやり方があるので、その一つをご紹介しよう。
私は、その場で感じた光や空間の“ライブ感”を音(擬音)に喩えてみたりすることがある。
その“印象音”とでもいうような、目に見えない、聞こえたり聞こえなかったりする音を絵の中に封じ込められているかどうかを確認してみたりする。
例えば、こんな具合。
ベタ~、ゆら~、ギギギ… 水面と静けさの印象音 (2018)
シャ~~~~~~~~~ 雨の印象音 (2021年)
ザバ~~~~~~~~~ン さわわわ~~~
波の音と吹き抜ける海風。
それぞれ、こんな“印象音”で描いてみた。
真面目な顔して描いているても、心の中では「ゴワ~ン」とか「チャプチャプ、ユラユラ」とか言いながら描いているんだよ。(*^。^*)
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