とても大切なことだと思うので、何度でも掲載しておく。
横浜画塾では、ここを理解していただくことをスタート地点にしたいと思っている。より深く楽しい水彩画の世界を満喫するために。
まず最初に、
もしあなたがバンクシーに弟子入りしたら、何を教わりたいだろうか。
型紙の作り方? スプレーの吹き付け方? スプレーの色選び?
もしあなたがアンディ・ウォーホルに弟子入りしたら?
シルクスクリーンの技法? 残念ながらウォーホルは自分では刷ってないと思うョ。www
構図 ・ 形 ・ 色 ・ 質 ・ 陰影 ・ 遠近 ・ 技法 ・ 道具 …
絵を描くにあたって大切なことはこのほかにも山ほどある。
でも、一番大事なのは、描き方(技術)や形式よりも、見方・考え方・感じ方じゃないのかな。
そして、それを支えるのは、よりハイレベルな価値観(美意識)を作品として実現しようとする 熱意 なのではないだろうか。
技術がなければいい絵は描けないと言うなら、子供たちはいい絵が描けないということにならないだろうか。 そんなことはないでしょ?
子供の絵にはいつも敗北感を感じているよ。
私の敬愛する作家たちはそれぞれに違う言葉でそれを表しているが、これらはほぼ同じことを言っているのだと思う。
情熱(PASSION)
印象(IMPRESSION)
想像力(IMAGINATION)
構想(VISION)
雰囲気(ATMOSPHERE)
感性(FEELING)
解釈(INTERPRETATION)
演出(PERFORMANCE)
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・
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著書の中で言っていることを参考までに挙げておこう。
I'm never satisfied with representing a subject just as it is, I want to give my own interpretation of what's there and my reaction to it. (Robert Wade)
私はあるがままに描いても満足しない。そこにある物に対しての私の解釈と反応を封じ込めたいのです。(ロバート・ウエイド)
※ロバート・ウェイド氏は先日94歳の生涯を終えられました。R.I.P.
巨匠、チャールズリードも言っている。
訳; あなたの見ているモノをコピーしてはいけない。
見ているモノをよく噛み締めて絵に注ぎ込むのだ。
ただ見て、そのままそれを描くのではない。
チャールズ・リード
When I paint, my goal is not just to produce beautiful pictures, I try to communicate my feelings through them. (Alvaro Castagnet)
私が絵を描く時、美しい絵を描くことは目的ではなく、絵を介して私の気持ちを伝えたいのです。(アルバロ・カスタネット)
さすが、いい絵を描く人たちは、いいこと言うなぁ。
見習わねば…。
見方・考え方・感じ方のしっかりした軸さえあれば、技術や表現スタイルは後から付いてくるはずだ。
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