透明水彩絵の具で水彩画を描く時は、
★鉛筆でしっかり下描きをする ⇔ 参照 1
★薄い色からだんだん濃くしていく ⇔ 参照 2
★絵を始めるならデッサンから ⇔ 参照 3
★主役は描き込み、脇役はざっくり ⇔ 参照 4
★奥は暗く、遠くは薄く ⇔ 参照 5
★描きこめば前に出る ⇔ 参照 6
★暗くすれば陰(影)になる ⇔ 参照 7
★固有色+グレーで陰(影)を描く ⇔ 参照 8
★葉っぱは緑、リンゴは赤 ⇔ 参照 9
★時間をかけなければ絵は良くならない ⇔ 参照 10
★3色以上混ぜると濁る ⇔ 参照 11
★光が来る方のバックは明るい… ⇔ 参照 12
これって常識?
私は必ずしも正解とは言えないと思いますし、全くの間違いもたくさんあります。
※ それぞれの右側に添付した “参照” をご覧ください。
『えっ!? 私は先生にこう言われたけど…。』 という方が多いでしょう。
当ってもいるし、間違えてもいるというのが“正解”かなぁ。
例えば、“水彩画は、薄い色からだんだん濃くしていく”という常識は本当に正しいのでしょうか?
鮮やかな、真っ青なバックを描きたい時に薄い青を塗ってだんだん濃くしますか? 私は濃い青を一気に塗ります。なぜなら、徐々に濃くしていってもきれいな青にならないから。
透明水彩絵具の場合、無垢な白い紙が一番美しく、白い紙に一回塗った状態が二番目に美しいと思います。
だから、色試しの紙は美しい。絶対に濁りません。絵を描くということは、きれいな白い紙(キャンバス)を汚していくことでもあるので、出来るだけ紙に近い状態、紙に近いところで仕上げていきたいという考え方もあると思います。
また、“奥は暗く、遠くは薄く”と思っている方はいませんか?
すでにこの時点で矛盾があります。奥”も“遠く”も同じ意味ですよね?
なのに一方は“暗く”、もう一方は“薄く=明るく”となってしまいます。風景の“遠景=奥”は大気の層があるので“薄く、青く”なりますが、静物の際、“奥”は霞んだりしません。
これらはほんの一例ですが、 “常識”は“非常識”な場合がしばしばあります。
“今日のホワイトボード” もやはり “非常識のような常識” の話。
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