水彩画は、描きすぎないことが肝心とよく言われます。私もまったく同感です。
時間をかけてじっくり描くことを否定するつもりはありません。
時間と筆数は必ずしもパラレルではないので。
また、筆数が多くても深くてすばらしい絵もあります。
これは、体質というか持って生まれた資質によるところも大きいかもしれませんが、確実にそういう絵はあります。念のため。
では、“描きすぎ”とはどういう状態を言うのか… いろいろ考えてみました。
私の結論は、“迷い筆”(※実際こういう呼び方があるかどうか知りませんが)のことではないかと思うのです。
水彩画の場合、極論すると『紙の上で行う行為全てに意味がある。“とりあえず”はない!』ということではないかと。 もちろん、私も“迷い筆”だらけだし、“とりあえず”だらけです。 でも、理想は全てに迷いなく意味のある“筆”を置いていけるようになりたいのです。
私が『すごい!』と思う作家には、モチーフ、構図、色、手順、タッチ、水使い、イフェクト… 全てに意味があり、迷いを感じさせない“ゆるぎなさ”を感じます。
そういう意味では、私はまだ駆け出しのひよっこです。逆の意味で“伸び白タップリ”ということなので、これからさらに“迷い”をそぎ落としていこうと思います!
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“勢と雑”
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