Quantcast
Channel: 塾長の日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2748

筆数について思うこと《改訂・再掲》

$
0
0

水彩画は、描きすぎないことが肝心とよく言われます。私もまったく同感です。

 

時間をかけてじっくり描くことを否定するつもりはありません。

時間と筆数は必ずしもパラレルではないので。 

 

また、筆数が多くても深くてすばらしい絵もあります。
これは、体質というか持って生まれた資質によるところも大きいかもしれませんが、確実にそういう絵はあります。念のため。 

 

 

 

では、“描きすぎ”とはどういう状態を言うのか… いろいろ考えてみました。 

 

 

私の結論は、“迷い筆”(※実際こういう呼び方があるかどうか知りませんが)のことではないかと思うのです。 

 

 

水彩画の場合、極論すると『紙の上で行う行為全てに意味がある。“とりあえず”はない!』ということではないかと。 もちろん、私も“迷い筆”だらけだし、“とりあえず”だらけです。 でも、理想は全てに迷いなく意味のある“筆”を置いていけるようになりたいのです。 

 

 

私が『すごい!』と思う作家には、モチーフ、構図、色、手順、タッチ、水使い、イフェクト… 全てに意味があり、迷いを感じさせない“ゆるぎなさ”を感じます。 

 

 

そういう意味では、私はまだ駆け出しのひよっこです。逆の意味で“伸び白タップリ”ということなので、これからさらに“迷い”をそぎ落としていこうと思います!





【関連記事】
勢と雑

描き込みと描きすぎ

 

 

 

 

 

 


お知らせ

++++++++++++++++++++++++++++++++++

第10回 横浜画塾展  - 節目の大水彩画展 -

9月26日(火)~10月2日(月) (初日は14:00から、最終日は16:00まで)

横浜市民ギャラリーあざみ野 ( 1F/2F )

全塾生の一年半の成果の集大成を、250点超の作品でご高覧いただきます。

 

 

 

 

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++

初の作品集

好評発売中!(2017年最新刊)

ウォッシュから始める水彩風景  劇的に絵が変わる7つの方法
(グラフィック社刊)

<P38>の “7つのインデックス” を中心にページを繰っていただくとより理解が進むようにできています!

 

👇クリック
ウォッシュから始める水彩風景  劇的に絵が変わる7つの方法

初めての作品集です。 横浜画塾開講15年の節目に最近作を中心に92点の作品(そのうち28点はプロセス説解説付き)をご覧いただけます。

 

 

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

■好評発売中

水彩手順トレーニング 実例 全スタイルとレッスン   (グラフィック社刊)

 

 

 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++

■好評発売中!

『 水彩風景 プロの手順 - なにを・どの段階で描くか - 』    (グラフィック社刊)    
B5(257mm×182mm) 112ページ(オールカラー) 定価;1,890円(本体1,800円)    
$塾長の日記 

 


 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■塾生募集!(若干名)

横浜画塾概要    
 

詳しくは、こちらにご連絡ください。

TEL; 045-942-7331    
Mail; info@y-gajuku.com

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2748

Trending Articles