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イヤミな塾長 24 《描く人 vs 観る人》 - Sarcasm of JUKUCHO 24

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あなたの中の微妙な“ズレ”について

 

 

 

生徒A  『思い切りよくきれいな色をドンと入れて描いている絵が好きなんです。』

 

塾長   『いいですよね。 じゃ、それを目指すんですね?』

 

生徒A 『え? 私じゃないですよ~。そういう絵が好きだって話。』

 

塾長  『そういう絵が好きなのに、違う絵を描くんですか?』

 

生徒A  『だって、私にはああいう絵は描けませんから…』

 

塾長  『え? じゃ、どんな絵を描きたいの?』

 

生徒A 『それがわかれば苦労はしません!』

 

 

 出典 natalie.mu

 

 

 

 

“描く人”の時、“観る人”の時、

“違う人”になっていないだろうか?   

 

 

思い切りよくドカッと強い色で決めている絵や、迷いのない天真爛漫な筆さばきで描いている絵、ほとんど水の流れに任せて美しい調子を出している自然体の絵を見た時・・・ 

 

「イイなぁ。」 と思ったとして、 

 

では、あなたが描く立場になった時はどうだろう? 

 

もうちょっと直せば良くなるかな、消して描いて消して描いて頑張れば良くなるかもしれない・・・・・・ 

いろいろ理由を探しながら、些細なことで迷ったり、挙句の果てに力ずくで塗り込めて“善し”としていないだろうか? 

 

 

もしかして、この世に未だ存在しない自分オリジナルをゼロから作り出そうというの?

それには時間があまりにもないんじゃないの?(笑)

 

 

 

世界中の絵を描く人が長い歴史の中であらゆる可能性を追って表現してきたわけで、これだけ情報があふれ、それを皆が共有している現在、“全くのオリジナル” というのは不可能に近いのではないだろうか。誰かしら、何かしらの影響を受けることは当然だし悪い事ではないと思う。

 

 

良いと思ったら真似でもなんでも、まずやってみる。

そして、失敗して学ぶこと。

 

 

自分の中の “描く人” と “観る人” のギャップをできるだけ埋めること・・・。 

 

 

言い方を変えれば、

『観たい絵を描けばいい。』 ということ。

 

 

 

 

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