“描く人”の時と、“観る人”の時で、違う人になっていまいか?
思い切りよくドカッと強い色で決めている絵や、迷いのない天真爛漫な筆さばきで描いている絵、ほとんど水の流れに任せて美しい調子を出している絵を見た時・・・ 「イイなぁ。」と思わない?
では、あなたが描く立場になった時はどうだろう? もうちょっと直せば良くなるかな、消して描いて消して描いて頑張れば良くなるかもしれない・・・・・・ いろいろ理由を探しながら、些細なことで迷ったり、挙句の果てに力ずくで塗り込めて“善し”としていないか?
水彩画に限って言えば、
それでは汚くなるだけだ。
残念ながら、水彩画に“努力賞”はない。 私が誰かの水彩画を観賞する時、“苦労”が見える作品はスル―するようにしている。気分良く鑑賞したい時に“四苦八苦”した痕跡が残る作品を、申し訳ないが見たくはないから。
※断わっておくが、授業(講座)は別! そういう方がいると教え甲斐があってうれしくなる。(^_^)v
なので、 自分が描く時は“苦労”しないで描こうと心がけてる。 仮に、本当はいろいろ難題にぶち当たって内心苦労していても、絵にそれが表れることは絶対にないようにしたいと思っている。
自分の中の“描く人”と“観る人”のギャップをできるだけ埋めること・・・。
自分が観たい絵、見せたい絵を描こうというのが、一番まっすぐだと思う。 失敗したって誰も困らない。 全ては“自分”に返って来るだけだからご心配なく。
思い切って、やりすぎて痛い目みて、落ち込んで反省し、描いて描いて次の可能性を見つけること。そして、それに向けてまた描いて描いて自分の中の“観る人”と“描く人”のギャップを埋めていけたら…。
そういう意味でも、絵を人目にさらして恥かくことはとても大事なんだと思う。
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