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Channel: 塾長の日記
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外見と印(心)象 - Appearance and impression -

最近、“見たまま描いてちゃダメでしょ。”ということが多くなってきた。  前は、「まずは見たまま」と言っていたかもしれない。でも、自分で描いていて“見ていること”と“描きたいこと”の間にかなりの誤差があることを体感するようになって、無責任に言ってはいけないと思うようになってきた。...

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デモンストレーションデー - Demonstration Day -

水曜午後は、横浜画塾デモンストレーションデー。水面に映る木々。運河沿いの風景。 “大気遠近”、ウォッシュによるグラデーション効果、ソフトエッジとハードエッジの対比などを説明しデモンストレーションを行なって描いてもらった。 昨年秋に立ち寄ったアムステルダム郊外のホテル近くにあった公園の運河を描いてみた。※ Google ストリートビューではここまで入れないようだ。...

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技術より大切なもの -Things more important than technique-

とても大切なことだと思っている。 ここを理解して水彩画を勉強していけば、より深く楽しい水彩画の世界を満喫できると思う。   構図 ・ 形 ・ 色 ・ 質 ・ 陰影 ・ 遠近 ・ 技法 ・ 道具 …  絵を描くにあたって大切なことはたくさんある。 でも、そんなことよりずっと大切なのは、見方・考え方・感じ方だと思う。  そして、それを支えるのは、より高レベルの価値観...

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グッとくる旋律《大幅改定・再掲》 - Melody to touch -

たまにこういうしんみりとした曲をむしょうに聞きたくなるんだよなぁ。 切なげな旋律が沁みてくるのはなぜなのか。世界共通なのかな…。 こういうのはアメリカ文化じゃないよね。ヨーロッパ系の哀愁漂うメロディは日本人に合ってるのかもしれない。    Yann Tiersen(ヤン・ティルセン)“アメリ”のテーマ曲。     The Sacrifice - Michael Nyman (The...

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不気味の谷 《改訂・再掲》 - The uncanny valley -

昨日の話にも通じる件だと思うので再掲しておく。 “不気味の谷現象”をご存知だろうか? 以前、あるテレビ番組でディズニーCGアニメのプロダクション、ピクサー社のルポがあり、ジョン・ラセター氏(現クリエイティブ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント)がキャラクター作りの解説の中で“不気味の谷”について話していて、とても興味深く聞いた記憶がある。   ※参考  不気味の谷...

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自然の仕業 《改訂・再掲》- The power of nature -

塾長 『水の力を活かして(借りて)描くのが水彩画の面白いところです。』  塾生 『水をうまく調教できないから自分の手(筆)だけで描こうとしてしまう…』   塾長 『それって馬を調教できないから自分が走る、ゴルフクラブが使いこなせないから手で投げる…のと同じじゃないの?』 ※ちょっと意地悪とは思ったが…。 (*´з`)   私は、水彩画は、自然の力を味方につけて描くものと肝に銘じている。...

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描き過ぎない方法 - How to not paint too much -

『いつも描きすぎて濁っちゃうんです!』という訴えをよく聞く。 解決の方策として、なぜ濁るのかをよく考えることはもちろんだが、私は、『いつ濁るのか』 を考えれば答えが出るような気がする。  私は画塾やカルチャー教室で何百何千の皆さんの制作の一部始終を見させてもらって思うことは、 『どんな描き方の方でも全行程の80%くらいまでの進捗で濁る人はまずいない!』 ということ。  それは、何を意味するか。。。...

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今後の予定 - My Schedule -

今後のワークショップ、展覧会、スケッチツアーなどのスケジュールが決まってきたので備忘録を兼ねてアップしておく。   ■2019年4月2日(火)~4月8日(月)   第11回 横浜画塾展 (教室展)   ~新たな時代に臨む大水彩画展~  横浜市民ギャラリーあざみ野 ; ■2019年4月18日(木)~4月24日(水)  笠井一男 水彩画展  ―新しい時代へー    ギャラリー コンセプト21    ■...

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デモンストレーション デー -Demonstration Day-

水曜午後は、横浜画塾デモンストレーションデー。長崎のオランダ坂にある洋館のテラス(回廊のような)に焦点を当てて描いてみた。それ以外をどう描かないかがポイント…。 Google ストリートビューでは中には入れない。 “大気遠近”、ウォッシュによるグラデーション効果、ソフトエッジとハードエッジの対比などを説明しデモンストレーションを行なって描いてもらった。...

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エスキースは、大事!《改訂・再掲》- Esquisse is importat! -

水彩画愛好家にはお金持ちが多いらしい…というお話。   ある塾生との会話 塾長  『そんな高価な水彩紙に直接描く前に、クロッキー帳にエスキースを描いて確認した方がいいと思うけど…。』 塾生 『時間がないし、めんどくさいからいいんです。』 塾長 『でも、もし失敗したらどうするの?』 塾生 『消して直しますから。』 塾長 『練ゴムでゴシゴシ消したら紙は痛むし、かえって時間もかかるでしょ?』 塾生...

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自由が丘でワークショップ - Workshop in Jiyugaoka -

今日は、 東急セミナーBE 自由が丘校ワークショップ。  現在受講者22名(固定メンバー制)のクラスを担当している。   今日のテーマは、陰の中のトーンと明るい空… バルールを意識して薄暮の雪景色を描く。    Google ストリートビューでは夏の日差しのようだ。     私のデモンストレーション(完成)。     制作過程は以下の通り。...

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構図は意図そのもの《改訂・再掲》- Composition is intention -

もし旅行会社の窓口で『私はどこに行けばいい?』 と聞く変わった人がいたら、間違いなく『何をお望みですか?』 と聞かれるだろう。  私も同じ。 『構図はこれでいい?』 と聞かれたら『何をしたいの?』 と答える。  構図は“意図”そのもの。描く人の意思がなくて構図が決まるわけがない。 そこには、正解も、定理もなく、自分の意図を最も良く表現できる構図を自ら見つけることが肝要だ。...

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バルールについて《まとめ》 - About tonal value -

いままでの日本の水彩画に決定的に欠けていたもの。  水彩画を勉強している皆さん、かつて“バリュー”という言葉を聞いたことがあるだろうか?  フランス語では“バルール”、日本語では“色価”という。  聞いたこともない方がほとんどだと思う。長年先生について勉強しているにもかかわらず、知らないままの方も多いに違いない。...

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画塾 バルール集中講座 - Tonal Value training -

先週から“バルール集中講座” ということで続けている。  ニュートラルチント一色で静物を描く。※その他インディゴ、ペインズグレー、セピアなど、彩度が低く比較的暗い色を使う。  当初色がないので戸惑っていたが、普段からバルールについては話していたのですぐに要点をつかんでもらえたようだ。...

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デモンストレーションデー -Demonstration Day-

水曜午後は、横浜画塾デモンストレーションデー。先週に引き続き、長崎のオランダ坂にある洋館に焦点を当ててもう一点描いてみた。白の塗り残しがポイント…。 約1時間のデモンストレーション作品。     Google ストリートビューではこのアングルしか見ることができない。        《プロセス》  鉛筆下描きは、構図、パース、白の塗り残しの確認。    ファーストウォッシュ。...

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見たまま描けばいいのかな? - Don't copy what you see -

事実は小説よりも奇なり 《Truth is stranger than fiction.》とは言うものの絵は、見たまま描いてもつまらない。     最近、私は画塾でこう言っている。『この花は、オレが生けたんだよ〜?!“理想的”な訳ないじゃん! そのまま描いちゃだめだよぉ!』 それに、『あなたが見ているモノが、他の人が見ているモノと同じかどうかだって怪しいし…。』...

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私の制作所要時間 《改訂・再掲》 -My time required to paint-

よくある質問。 『透明水彩画は、素早く描かないといけないんですか?』  とても大事な内容を含んだ質問だと思う。 確かにそうとも言えるし、違うとも言える。    同じ透明水彩絵具を使っていても、目指す絵が違えばおのずと手順、技法、濃度、色の選択、筆使い…  さまざまだ。それが大前提。...

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失敗?誰も困らないよ。 - Failed? Nobody is disappointed. -

“描く人”の時と、“観る人”の時で、違う人になっていまいか?  思い切りよくドカッと強い色で決めている絵や、迷いのない天真爛漫な筆さばきで描いている絵、ほとんど水の流れに任せて美しい調子を出している絵を見た時・・・ 「イイなぁ。」と思わない?  では、あなたが描く立場になった時はどうだろう? もうちょっと直せば良くなるかな、消して描いて消して描いて頑張れば良くなるかもしれない・・・・・・...

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不足も、過剰も《改訂・再々掲》 - Both shortage and excess -

絵を描いていると、一般的な常識 = “フツウ”がつまらないと感じる時がある。何かが欠如したり過剰だったりすると俄然面白くなったり…。  例えば身近なところでは、 プリンタのインクがなくなったとき、予想外の面白い写真が出てきたりして驚いた経験は、だれでもあるだろう?...

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ソフトエッジとハードエッジ - Soft edge & Hard edge -

水彩画の技法や手順には水彩画ならではのものがたくさんある。  水の力(自然現象)を活かして描くことは、特筆すべきことだろう。   水の力を活かす技法の代表格はボカシやニジミだと思う。これにより柔らかい輪郭を表すことによって空気感、奥行き感等を表現することができたり、フォーカシング(焦点の明確化)ができたりする。...

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