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不足も、過剰も《改訂・再々掲》 - Both shortage and excess -

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絵を描いていると、一般的な常識 = “フツウ”がつまらないと感じる時がある。何かが欠如したり過剰だったりすると俄然面白くなったり…。 

 

例えば身近なところでは、 プリンタのインクがなくなったとき、予想外の面白い写真が出てきたりして驚いた経験は、だれでもあるだろう? 

 

特に黒インクがなくなった時、陰(影)の部分が白く抜けてしまって、まるでマン・レイのソラリゼーション効果のようになったりすると、うれしくてしばらくインク交換ししないでそのままにしてしまう。

 

マン・レイ ソラリゼーション効果 

 

 

 

 

 

ギターの弦は6本、ウクレレやベースは4本と決まっているが、1本だからこそこんなにスゴイ音楽がうまれたりする!

 

 

 

 

 

以前行ったキューバも同じだと思う。物品も情報も確実に不足していて、明らかに不便な状況だが、だからこその時空が存在していて人もとても明るく元気! また行きたい街の筆頭!

 

 

 

 

 

交通渋滞の当事者には絶対なりたくないが、
ここまで来ると過剰さが美しい。

 

 

 

 

蓮コラ(ハスコラ)ってご存じだろうか?
【閲覧注意】 子供の頃、粘土に鉛筆でブツブツたくさん穴をあけるとゾワゾワしなかっただろうか?  あれのこと! この過剰さも、美術的にはなにか触発されるものがある。 

 

草間弥生さん自身も作品も“過剰”のパワーにあふれている。 

 

 

 

 

 

 

“フツウ”に甘んじることなく、足りなかったり過剰だったりという状況を楽しむ感性を持ち続けたい。 

 

同時に表裏の関係で、ありふれた“フツウ”のコト・モノ・ヒトを何倍も楽しめる目が持てるのが“絵を描くこと”の魅力でもあると思っている。

 

 

 

“均衡”から力は生まれない。

 

“過剰” や “不足” は、

創造のエネルギー源だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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