水彩画を始めようと思った時、
一番初めにすべきことはなんだろう?
『まずはデッサンから!』 という人もいれば、『淡彩から始めてだんだん本格的に!』 という人もいるだろう。 『まずは基本を!』と思うのが“ふつう” だと思われてきた。
でも、ちょっと待ってほしい。水彩画を始めるにあたっての“基本”ってなに? “デッサン”、“淡彩”、“スケッチ”、“クロッキー”… 明快な答えを私も教えてほしい!
以前も書いたように、
私は“万能の基本”などないと思っている。
よくハウ・ツー本などで“初心者向け”とか“中級者向け”などのキャプションが付いた本があるが、イマイチ茫洋としていて実態が見えてこない。
某出版社の編集者と意見が合ったのは、どちらが高いとか低いとかではなく 『“目指す方向性(ゴール)=ココロザシ”が違ったら、入口も別ではないか。』ということ。
例えば、鉛筆できっちり描いて淡彩で仕上げるような絵のスタイルから入った人が10年でそのスタイルを会得したとする。 さて、ステップ2として本格的なニジミ・ボカシを多用した絵を目指そう… と。
それは非常に難しいと思う。
ウサインボルトがサッカーに移籍するようなもの。
(これは実話。その後どうなったか…報道。)
観方、考え方、テクニック… 全てが全く違うから。
正反対の部分もあるくらいだ。
これから水彩画を始めようと思っている方々へ
自分の“ココロザシ”はどっち向きでどの程度なのかを自問してから入口を見極めていただきたいと思う。
鉛筆で下描きをカッチリ描いたらこういう絵にはならないと思う…。
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