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個展開催にあたって - Main purpose of solo exhibition -

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以前から私は、 “絵は 晒(さら)してナンボ” を標榜してきました。

個展やグループ展、出版、デモンストレーション等々、自分のすべてを公衆の面前に“絵”という形で“晒す”ことによって得られるエネルギー(自信も、落胆も)は大変貴重なものだと思うからです。

制作の糧となる大きなきっかけを皆さんから頂けるからこそ、私は次に進めるのだと確信しています。


今回の個展を開催するのも、第一義はそこに尽きます。


そんなことを思いながら、いつものルーティンワークとして出展候補を並べてリハーサルを始めました。まだ点数は半分しか決まっていませんが、何となく雰囲気を掴んで、さらに描くべきものは描くつもりです。







そんな作業をしていて、ツイッターをチラリと覗いたら脳科学者の茂木健一郎さんの連続ツイートが目に留まりました。

読んでみると、大変興味深く共感できる内容だったので、6回のツイートすべて引用させていただきます。



以下、茂木健一郎さんのツイート ================


■他人は自分を映す鏡である。人によって、映り方が違う。まっすぐに映してくれる鏡もあれば、曲がったり、歪んでしまう鏡もある。しかし、いずれにせよ、どの鏡に映ったあなたも、社会的なあなたなのであって、どの反響も無視することはできない。

■他人との共感を通して、自分がわかる場合もある。自分が感動するものに、他人も呼応する。ああ、やっぱり通じるんだと思う。自分だけの、個人的な事情だと思っていたものが、人間というものの普遍的な一部だと確認できる。

■他人とのすれ違いを通して、自分がわかることもある。自分にとって大切なことが、他人にとってはそうではない。自分が伝えたったことが、伝わらない。傷つくが、やがて、心が平衡を取り戻すその過程で、徐々に、自分の姿が見えてくる。

■他人という鏡は、その言葉はもちろん、表情や、行動を通して、少しずつ、あなたにフィードバックを与えてくれている。しかし、それをすべて拾えるとは限らない。むしろ、たいていの場合拾えずにスルーしてしまって、せっかくのシグナルを見落とす。

■他人という鏡を十分に活かすためには、「今、ここ」のことをしっかりと感じる、マインドフルネスが大切である。他人とのすれ違いについても、安易な判断をせずに、そのまま受け止める。鏡は、たくさんあった方が、サラウンドで自分がわかってくる。

■他人という鏡をどう活かすかということは、一生続く課題であろう。誰も、完全にはできない。しかし、誰も、それなしでは活きられない。他人という鏡を活かすことの難しさと大切さに気づくことが、人生における自立の大きなポイントである。

以上、連続ツイート1717回「他人という鏡を活かすこと」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

=======================引用、ここまで




展覧会などで自分の絵を人目にさらすことは、茂木さんの言う“他人という鏡”に自分を写すこと。しかもそれが絵という具体的に集約されたものを通して行われるから、より明快に自分にいろいろ返ってくるのだと思います。

とても素晴らしいことだと思います。






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個展情報

笠井一男 水彩画展
― 静か 展 ―

昨年4月から10か月ぶりの個展です。
『静か』をテーマに展示するつもりです。私の『静か』を観てください。


  

会期;2016年2月25日(木)~3月2日(水)
11:00~18:00 ※最終日は16:00まで
会場;青山コンセプト21

03-3406-0466







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水彩手順トレーニング 実例 全スタイルとレッスン
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水彩風景 プロの手順  - なにを・どの段階で描くか - 』
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B5(257mm×182mm) 112ページ(オールカラー) 定価;1,890円(本体1,800円)
$塾長の日記



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教室展情報

第9回 横浜画塾展

1年半ぶりの教室展です。塾生が日々精進してきた集大成! 約250点の水彩画の力作をぜひご覧ください。

<会期;2016年5月30日(月)~6月5日(日)
10:00~18:00 ※初日;14:00開場 最終日;16:00まで
会場;市民ギャラリーあざみ野

045-910-5656



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募集中!

笠井一男と
ドロミテの大自然とヴェニスを描く






【関連記事】
ドロミテ・ベネチア募集開始


定員20名(残席わずかです!お急ぎください!)

詳しくは、株式会社トラベルプラン(担当;田中さん・大隅さん)にお問合せください。
03-3561-5050








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