2015年12月1日のブログで、“努力”について以下のような記事を書いた。
まずは読んでいただきたい。
以下、引用 ***********************************
私は“努力”という言葉が嫌いだ。
『万事、好きならとことんやるし伸びる、嫌いならいくらやっても身につかない。それしかない。』 と思うから。
その中間、つまり 『好きじゃないけど、やらなきゃいけない。』とか『好きだけど、他にやることがあって集中できない…。』 とか、『ちょっとやってみて判断…』 という状況は、『好きじゃないのに無理してやる』 ふうにしか見えないのだ。
こういう状況の中で無理してがんばることを、 私は“努力”と解釈している。
特に美術に関して言えばもっとはっきりしていて、苦労して描いたからいい作品になるわけではなく、さらりと短時間で描いたから価値がないわけではない。
横道にそれるが、コンペティション(公募展など)だとサラリとやったんじゃ絶対評価されないということも事実… それっておかしくない?
経済、時間、体力、精神力などを超えた“超価値”ともいえるものがあるように思う。
私の嫌いな“我慢”“忍耐”“根性”という幻想は、“好き”という魔法の一言でいっきに消え去り、同じことをやっても“楽しいこと”になるのではないだろうか。
どう考えてもイチローや長嶋や若冲や一村(好きな人だけ挙げてる!)が“努力”したとは思えない。
みんな好きで好きで上手くなりたくて、ただただ一途にやった結果がああなっただけで、『私は努力している』 なんて思い上がっている暇はなかったんじゃないかな。
*************************************引用、ここまで。
私の“努力”観は以上のようなことだが、
最近イチロー選手のインタビューを見て、 『やっぱりな。』 と確信した次第。
記事と動画を添付するので、お時間のある時に見てほしい。
イチローは、このインタビューの中で、
『努力は報われますか?』 と聞かれこう答えている。
『報われるとは限らないですね。
もっといえば、努力と感じている状態は、まずいでしょうね』
『その先に行けば、きっと人には努力に見える。
でも、本人にとってはそうじゃない… という状態が作れれば、
それは勝手に報われることがある…ということだと思います』
御意。
ついでに、こんな記事も書いていたことを思い出したので・・・。
以下、引用 *******************************
今まで私がブログで言ってきたようなことを、中野信子氏が“脳科学”の視点からわかりやすく説明してくれている。
中野信子氏 曰く、
『“努力は報われる”は、半分はホント。
半分は美しいウソ。 報われる努力をしよう。』
すごく納得…
目標達成のための入り口(手段)を間違えないこと。
これは水彩画にもそのまま当てはまると思う。
努力が目的になってしまったら悲惨だ。 努力中毒…
中野信子(脳科学者) 努力をせずに成功する方法!
努力不要論 -脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本
自分の可能性を知る努力…。 いいなぁ。
************************************引用、ここまで
がむしゃらに“努力”すりゃいいってもんじゃない。
好きなことなら、黙っててもやるでしょ。
どうせ頑張るなら成果の出る合理的な“努力”ができるかどうかってことかな。
こちらもぜひ読んでいただきたい。
【関連記事】
努力・・・? 2013年12月17日のブログ記事より
“苦労”なんかいらない。 2012年4月3日のブログ記事より
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