白の陰はカラフル《改訂・再掲》-The shadow of white is colorful-
白いものの陰をペインズグレーやニュートラルチントで済ます人を時々見かける。 私は、 『陰の色を“陰色”などと決めつけるのはよくない』 と常々塾生に伝えている。※ ペインズグレーやニュートラルチントに限らず、インディゴもシャドー○○も同じこと。 なぜ、決めつけてはいけないのか。… 皆さんはスライド上映をする時に、色のついた壁に映すだろうか?たぶん、例外なく“白い”壁に映すと思う。 それは、...
View Article説明図を描きたいの?《改訂・再掲》-You want Explanatory drawing?-
“抽象”という言葉を聞いただけで拒否反応を起こす人も多いのではないか。 理解不能な難しいことという先入観があるからかもしれない。※それは、“抽象度を上げること=難解なもの→専門家の仕事” として地位の保全をしようとする “似非(えせ)知識人” がいらん事を言ってるからなのかな。 本当の知識人は、難しいことを簡単に言えるだろう。...
View Article初心者の基本って?《改訂・再掲》- What's "for beginners" ? -
水彩画を始めようと思った時、一番初めにすべきことはなんだろう? 『まずはデッサンから!』 という人もいれば、『淡彩から始めてだんだん本格的に!』 という人もいるだろう。 『まずは基本を!』と思うのが“ふつう” だと思われてきた。 でも、ちょっと待ってほしい。水彩画を始めるにあたっての“基本”ってなに? “デッサン”、“淡彩”、“スケッチ”、“クロッキー”… 明快な答えを私も教えてほしい!...
View ArticleWデモンストレーションデー 1《路地》-W Demo Day《Alley》-
毎月第2・第4水曜日は、午前・午後のダブルデモンストレーションデー。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午前の部》 南西フランスの港町、コリウールの現地デモンストレーションを行った場所。どこかの家から流れる Sadeの ”Sweetest Taboo” を聞きながらスケッチしたのを思い出す。...
View ArticleWデモンストレーションデー 2《ハバナ》-W Demo Day《Havana》-
毎月第2・第4水曜日は、午前・午後のダブルデモンストレーションデー。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午後の部》 Google ストリ―トビューではこの辺り。共産圏でGoogleストリートビューで行けるところは限られているが、たまたまかなり近いところまでくることができた。...
View Article青山でワークショップ《水面》-Workshop in Aoyama 《Water》-
毎月第1・第3水曜日(午後) と 第2・第4水曜日(午前・午後)は、 デモンストレーションデー。 7月初旬にも拘わらず、猛暑日が続く異常な夏。涼しげな五島・福江島の堂崎教会近くの入り江。午前中は引き潮で岡に上がっていたボートが、午後には満ち潮で浮かんでいた。 Google ストリートビューでは引き潮で水際はかなり先に弾いている。 私が現地で撮った写真。赤枠でキャプチャリングした。...
View Article“ポジティブ”な“ネガティブ画法” -Positive 'Negative painting'-
透明水彩の特徴の一つに、「一度暗くすると明るくできない」ということがある。 だから、基本的に明るいところは塗り残す必要が出てくる。 つまり、 明るいところを描くことができない。 ⇒ 暗いところを描いて塗り残す。 ということになる。 塗り残した形(ネガティブ シェイプ)が効果的に表現できていることによって、水彩画らしい光と影や空気感を感じる絵になるわけだ。...
View Article一粒で二度おいしい!《改訂・再掲》-Twice the effect in one wash!-
透明水彩絵具の中にはパレット上で混ざったように見えても紙の上で分離する色があることはご存じだろうか。 これは、水によく混ざる絵具(以下、ステイン系=細かい粒子 )と、粒子が大きく重いため紙に付着する色(以下、グラニュレーション系 = 顆粒化・粒状化) があるからだ。 この二種類の絵の具を混ぜてウエット・イン・ウエットで流し込むと、ステイン系...
View Article“未完の美” 《改訂・再掲》 -About the imperfect beauty-
水彩画は、“描けば描くほどよくなる” と思っていまいか? 私はそうは思わない。描けば描くほど描き手の欲が積み重なり、色の鮮度は落ち、苦労がにじみ出てしまうから。 日本には未完の美という考え方がある。 ■わが母校創設者 岡倉天心「茶の本」出だしの1段落目 (Tenshin Okakura "The book of tea ceremony")It is essentially a...
View Article新設デモコース、満席御礼 -New demo course fully booked-
第1・第3 火曜日午前の風景デモンストレーションコースは、おかげさまで満席となりました。 火曜日デモコース 第2回目は、基本技法である"ウォッシュ"を中心に、水使いについてお話ししながら東北新幹線から見た、宮城県の田園風景を描いてみた。 Googleストリートビューでは道路からの画像なので視点が低い。 私が現地で撮った写真。新幹線の車窓から見た夕陽がとても印象的だったので。...
View Article7万フォロワーに感謝 -Appreciate to 70K foll
おかげさまで、インスタグラムのフォロワーが70,000人になりました。心から御礼申し上げます。I have reached 70,000 followers on Instagram.Thank you so much. SNSの是非はともかく、たくさんの方々に作品を見ていただく手段としてはとても便利で重宝している。...
View Articleデモンストレーションデー《夏の記憶》-Demo Day《Memories of Summer》-
横浜画塾は、毎月第1・第3水曜日(午後)はデモンストレーションデー。 猛暑日が続く今日この頃。夏の日差しが始まったばかりと思っていたら、異常な暑さに体がついて行かない。 スペイン、カタルニア地方の白い建物で有名なリゾート地 カダケスの路地をモチーフに、そんな夏の日差しと空気感を描いてみよう。 赤いマークのところからの景色。Googleストリートビューではここまで入っていけないようだ。...
View Article定員まであと数名!-Few more accepting!-
🔳《募集》@広尾アートアカデミー7/30 単発 特別デモ講座 約5年ぶりに神谷町の広尾アートアカデミーで単発の特別デモンストレーションワークショップを開催します。 笠井一男の水彩画法①②①水の力を活かして雰囲気、臨場感のある街の景色を描いてみよう!②塗り残しの技法を活かして光あふれる水辺の景色を描いてみよう! ※当日は新たな素材を用意します。この絵を描くわけではありません。...
View Article遠景は薄く描く?《改訂・再掲》- Paint distant view thinly? -
私は鳥瞰図(俯瞰図)とかパノラマに類する超遠景が好きだ。 高所恐怖症にもかかわらず、高いところが好き。 地球の果てまで見渡せそうな、広大な景色を表すには、目眩がしそうなくらい近くと遠くの差を見比べて、目の焦点が合わないくらいの距離感を描くつもりで臨む。 私は、遠景を描く際には絵の具を薄めたりしない。(透明水彩の中の)不透明系の色を混ぜて明るく濃い(白濁した)色を作って描く。...
View Article“闇夜にカラス” 理論 ? -"Crow in the dark" Theory ? -
(透明)水彩画の場合に限ってと思うが… “目立たせる”、“強くする”、“出す” 時は“濃く描く”“目立たせない”、“弱くする”、“引っ込む” 時は “薄く描く” と思っている人が圧倒的に多いことに驚く。 本当にそうなのかな??? “闇夜に烏(カラス)、雪に鷺(サギ)” という言葉がある。 烏(カラス)は黒い。...
View Article餅は、餅屋《改訂・再掲》 - The experts know best -
私は、常々こう思っている。 『物事にはそれぞれ“スペシャリスト”がいる。 だから、自分のテリトリーの外には敬意をもって接するのが自然だと思う。』 『北斎漫画』 “餅は餅屋”...
View ArticleW デモンストレーション デーⅠ《ヨット》 -W Demo DayⅠ-
毎月、第2・第4水曜日は、午前・午後 のダブルデモンストレーションデー。 ※午前・午後とも各1名の空きあり 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午前の部》 午前の部は、余りにも暑い日が続くので ”水辺の風景”...
View ArticleWデモンストレーションデー 2《夏スケッチ》- W Demo Day 2《Sketch》 -
毎月、第2・第4水曜日は、午前・午後 のダブルデモンストレーションデー。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午後の部》 スペイン、カタルニアのリゾート地カダケスのスケッチ風景を、スケッチする人とブーゲンビリアにフォーカスして描いてみよう。 Googleストリートビュではここまでしか入れない。...
View Article渋谷でワークショップⅠ《プラハ》 - My Workshop in Shibuya Ⅰ -
毎月第4金曜日は、午前・午後通して渋谷ファッション アンド アート専門学校の公開講座。 ※コース期間、途中加入可能です。 梅雨に入り、午前・午後ともに "水辺の風景”を課題に基本技法であるウォッシュを活かして水面を描いてみよう。猛暑を押して出席してくれた方々に感謝しながら、涼しげな水面のある風景を描いてみよう。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部...
View Article渋谷でワークショップⅡ《福江島》 - My Workshop in Shibuya Ⅱ -
毎月第4金曜日は、午前・午後通して渋谷ファッション アンド アート専門学校の公開講座。 ※コース期間、途中加入可能です。 梅雨に入り、午前・午後ともに "水辺の風景”を課題に基本技法であるウォッシュを活かして水面を描いてみよう。猛暑を押して出席してくれた方々に感謝しながら、涼しげな水面のある風景を描いてみよう。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部...
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