やっぱり脱力系《改訂・再掲》- I love to chillout -
昔から、これみよがしの、力づくのアピールは嫌いだった。 音楽もバリバリのロックや熱気ムンムンのソウルより、力の抜けたアコースティックな音の方がすんなり入ってきた。絵についても、「デカきゃいいってもんじゃない」という思いはずっと持ち続けている。 クラシックでも、ジャズでも、“チル・アウト”が基本。 そして、最近でも新旧問わずこんな曲を聞いている。...
View Article水彩静物基礎講座《質感の表現》-Still life basic course《Txture》-
今日の水彩静物基礎コースは、質感の表現。 一期 3ヶ月(6回)講座の4回目として、特にガラスと金属の質感表現について、反射率などのお話をしながらデモンストレーションを見ていただき、実技指導して回った。 今回は、硬質な物であることもあり、“雰囲気”よりも “描写”のコツにフォーカスして説明していった。...
View Article写真か? 現場か?《改訂・再掲》 - Photo? or Plein air? -
私は現場主義ほどではないが、現場で描くことがとても好きだ。10月~11月にかけてのスケッチは特に快適で最高! リーガ(ラトビア)にて Paris にて Cuba Havana にて 一方で、写真を参考にして描くことだってもちろんある。教室でのデモンストレーションとか、現場で描くのが難しい時とか。 そういう時は、写真は“写し取る”ために使うのではなく...
View Articleデモンストレーションデー《カフェ俯瞰》-Demo Day《Cafe_Birds Eye》-
毎月第1・第3水曜日の午後は、デモンストレーションデー。 今日は、“霧の夜景” を用意していたが、他のいくつかの候補をお見せしたところ、「こっちのほうがいい」というリクエストにお答えして、ボスビア・ヘルツェゴビナの世界遺産の街、モスタルのカフェを描くことになった。 「かなり難易度高いですよ⁉」という私からの提言も聞き入れられず、決まったのの、私的にはかなり不安を抱えてのスタートだった。...
View Article締め切り前、最後のお誘い《ハノイ・ハロン湾》- Abroad sketch holiday -
催行は決定しておりますが、少しだけお席がありますので、締め切り前の最後のお知らせです。デモンストレーション複数回(参加自由)、人物(アオザイ女性)もあります! 私の最初のスケッチ旅行は15年ほど前、奇しくもベトナム・フエ~ホーチミンだった。初めての生徒さんとのスケッチ旅行ということでとても緊張しながらも楽しい旅行だったことを覚えている。...
View Article“鳥の目” 失調症《改訂・再掲》 - 'Birds Eye' ataxia -
細部を描くことに気を取られ、画面全体の構図やバルールの意識が飛んでしまうことがある。 描いている絵と距離を置いて、客観的に見ることができれば問題はない。 しかし、一度細部の描写を始めてしまうと客観的に絵を見ることできなくなる人もいる。 そういう症状に“鳥の目”失調症と名付けてみた。(笑) ビジネスの教訓として『鳥の目、虫の目、魚の目』という比喩が使われる。...
View Article“足りない” 充実《改訂・再掲》 -Enrich through scarcity-
スケッチツアーの想い出の一つに宿泊ホテルも大きな要素と言える。“いいホテル”の条件は、人により、目的により異なると思うが、スケッチ旅行ではどうだろうか? ヨーロッパの古いホテルにはふつうエアコンもバスタブもない事が多い。 ※日本の大手旅行会社のツアーが使うアメリカンスタイルの"統一規格”ホテルは別として。...
View Article刺激的な写真家たち《改定・再掲》-Inspiring photographers-
インスピレーションを与えてくれるお気に入りの写真家を再投稿してみた。 彼らの視点に共感するということは、私の中にもそういう視点があるということなのかもしれない。 とはいうものの、真似するだけではつまらない。 あくまでも“見方”が大事なのであって、アイデア自体はそれほど珍しいことではないのだから、自らがそういう視点で見て気づくことで、いくらでも新しい発見をすることはできるはずだ。...
View Articleあなたは神様!《改訂・再掲》-The God only when painting-
絵の描き手は、自分の絵にとっての“監督”や“指揮者”あるいは“神” と言っていいだろう。 原作や原曲を“解釈”し、“演出”して作品にしていくのが“監督”や“指揮者”であると同様に、絵を描く人はその絵に関しての全権を握る“神”だ。...
View Article美術と肩書⁉《改訂・再掲》 - Art and Authority -
約10数年前に書いたブログ記事を下に、改訂版としてアップしようと思う。 ずいぶん以前、“日本美術界にもやっとインディーズ時代到来”ということで権威主義の失墜について書いた。 もともと美術の世界に権威なんて入り込む余地はないはず。なぜなら“創造”とは“破壊”の上に成り立っていると思うから。既存の概念を否定して新たな価値観を作り出すことが創造という活動だと思う。...
View ArticleW デモンストレーション デーⅠ《夜景》 -W Demonstration Day Ⅰ-
毎月、第2・第4水曜日は、午前・午後のWデモンストレーションデー。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午前の部》 チェコ・プラハの世界遺産カレル橋に、日の出前に行ってスケッチをした際に撮った写真を下に、温度や湿度を感じる雨の夜景を描いてみよう。現場のスケッチは雨の中傘を差しながらだったが、さすがに乾かず途中で断念。...
View Articleパース嫌い《改訂・再掲》-Perspective inferiority complex-
『風景スケッチは好きなんだけど、建物があると急に子供の絵(子供に失礼?) になっちゃう…。』 という声を、しばしば耳にする。 建築関係者のように日頃“建物”を観ている人は別として、パースペクティヴ的な見方や考え方がなくても生活には一切影響はないので、いきなり“目の高さを意識する”といわれてもとまどうばかりだろう。...
View ArticleWデモンストレーションデー 2《紅葉》- W Demonstration Day 2 -
毎月、第2・第4水曜日は、午前・午後のWデモンストレーションデー。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午後の部》...
View Article楕円のまとめ《改訂・再掲》 - Conquer the ellipse -
過去から当ブログで掲載してきた “楕円” についての記述をまとめてみた。■2013年11月28日の記事 ご存知かと思うが・・・ 円を斜めから見ると楕円に見える。 そして、楕円は画面の上へ行けば行くほど平べったくになる。 ※円が全て水平なときに限る。 例えば、下の写真の円がひらべったく見える順番に番号をつけてみるとどうなるだろう? こうなる。...
View Article見たまま描く?《改訂・再掲》- Should I just copy the object? -
企、謀、略、策、詐、欺・・・ あまりいいイメージのない漢字。 実生活でこういう言葉が出るときは大概ネガティブな話題が多いので、関わりになりたくない。 でも、フィールドを水彩画(表現行為全般にも言えるが)に限ってみると、とても重要なキーワードになったりする。 以前も“ただ見て描けばいいってもんじゃない”という記事を書いた。...
View Article1002回目の正直《改訂・再掲》-1002nd correct answer-
今日は来月末から行くベトナムスケッチ旅行の説明会に行ってきた。私はもちろん、参加者の皆さんも久しぶりの旅行なのでワクワク感が伝わってくる楽しい説明会だった。 持ち物の説明などを聞いているうちに旅行の失敗談に花が咲き、私は数ある失敗談の中でも忘れもしない“スーツケース暗証番号事件”を鮮明に思い出した…。...
View Articleデモンストレーションデー《馬車》
毎月第一・第三水曜日の午後はデモンストレーションデー。街の風景、さらにそのエッセンスを切り取ってみるのも面白い!ということで、今日はプラハの街を走る遊覧馬車を描いてみよう。 私が現地で撮った写真。赤枠で切り取って馬と御者にフォーカスして描くことにする。 《Step by Step》 鉛筆下描きは馬と御者の動きとプロポーションの確認。 明るい所を塗り残して下地となる色を流し込む。...
View Articleスケッチデー《横浜ベイサイドマリーナ》-Sketch Day《Yokohama Bayside》
毎月第一週の木曜日は、総合コースのスケッチデー。 冬までのわずかな期間ではあるが、心地よい季節になってきた。天気も良さそうなので横浜ベイサイドマリーナにスケッチに出かけた。 シーサイドライン鳥浜駅改札に集合。 ベイサイドエリアまでロケハンも兼ねてブラブラ歩いて行く。 途中で見つけたドライドック。 三井アウトレットパークの前に広がる視野いっぱいのヨットハーバー。...
View Articleパースクイズ/柱の圧縮《改訂・再掲》 - Perspective Quiz -
パース クイズ 《QUESTION》 何本も連なる柱、その間隔はどうやって探し出す? ≪答えは、下に≫ 《ANSWER》 二等分割、三等分割はこんな感じ。対角線の交点が真ん中。 そして5等分割。対角線の応用。 いかがかな? 同様に、橋の欄干、イチョウ並木など、等間隔に並ぶものが遠くに行ってだんだん狭くなって見えている時に応用できるだろう。...
View Article自分さえ良ければいいのだ⁉️ 《改定・再掲》- Artistic License -
いきなり『自分さえ良ければいいのだ!』と言われたらカチンッとくるね。 私もそんなこと平然と言う奴は嫌いだ。 でも、絵の世界では、最も大事なこと… のように思う。誰かのために描いているわけではなく、褒められたくて描いているわけでもない。現実をただ上手に写し取ることが目的でもないよね?...
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