12月、蘇州で個展《改訂・再掲》 - Solo Exhibition in China -
12月1日(土)~12月16日(日) の予定で、中国・蘇州の明美術館(苏州明美术馆)の企画展として個展を開催する。 準備も進んできたので、再度告知させていただこうと思う。 3年ほど前、中国とアジアの作家達のグループ展に招かれ、2年前には永山裕子さんとの2人展をさせていただいた。...
View Article明るいところは薄い色?《改訂・再掲》- Is light spot thin colors? -
先日も紅葉は最初に強い赤を置くのがポイントと書いた。それについては以前も書いたが、改めてお話したい。 例えば、深紅の薔薇を描く時、明るいところは“薄い赤”にすればいいのだろうか? ハッキリ言おう。それは必ずしも合っているとは言えない。 光があたって明るいということは、いつでも“薄い色”になるということではないのだ。...
View Article東急BEワークショップ《野外編》 -Work shop for Tokyu BE-
今日は、東急セミナーBE 自由が丘校の定例ワークショップで、久々の野外スケッチを実施。 横浜港(関内)の日本大通の銀杏を描こうということで10時に横浜スタジアムの噴水に集合した。 少し早めに着いたのでロケハン。情報通り、銀杏は台風24号の潮風による塩害で半分ほど葉が枯れている…。 写真では銀杏が色付いているように見えるが、実際は緑の部分と枯れた部分が多く黄色いところはわずかだ。...
View Article水の力で描きたいなぁ - Power of water -
最近、妙に気になる作家をご紹介したい。 私の中で、水彩画とはこうあるべきと思う究極の表現のような気がしている。 それぞれ、“抽象度” は非常に高く、これらの作家のデモンストレーションビデオを観ていると、私の中には憧れと嫉妬が入り混じった感情が沸々と湧き上がる。 いずれも、いつも私が標榜している下記のことを究極まで駆使している。...
View Article木曜スケッチデー - Sketchday on Thursday -
毎週第一木曜日は、総合コースのスケッチデー。 一昨日の東急セミナーBEに続き、当塾の講座でも日本大通り周辺に繰り出した。 私は家にスマホを充電しっぱなしで置いてきてしまった!写真は参加した塾生のデジカメ(なぜか打ち間違いで “出島\亀” と出たが、面白いから残しておくね)をお借りして撮った。 いやはやなんとも…。...
View Article見たまま描けばいいの?《改訂・再掲》- Draw as it looks? -
“観たまま描く” と “よく観て描く” は、 別次元! 目から入った“光学的な像”を情緒や記憶をスルーして(脳を通らず) いきなり運動神経に移行し、時間をかけて画面に網膜の残像として記録していくのは、いわば“ロボット”のような仕組みと言えるだろう。私は、“光学的”、“網膜的”、“ロボット的” な絵に興味はない。 巨匠、チャールズリードも言っている。訳;...
View Article裏と表、ネガとポジ - Positive and Negative -
これらの有名な図版はご存知だと思う。 有名な“ルビンの杯”。 杯が見えるだろうか? それとも顔? これは、後ろを向いた若い女性? 鼻の大きい老婆? 私は、絵を描く時には、この図版のように、ポジの形とネガの形、表と裏を同時に意識することが大切だと思っている。 一方向からの見方では片手落ちな気がしてしまう。別な見方をすれば別なものが見えてくるのだから、やっぱり片手落ちなのだろう。...
View Article【実験】液体を垂らしてみた。- Dropping several liquids -
透明水彩画は、“自然の力”を味方につけて描くことが大切ということは今まで何度も書いてきた。 当然、“偶然性”をコントロールすることも必要になる。どういう条件でどういう“偶然”が起こるのかを読むこと。 そのためには、水・絵の具・紙・タイミング等々によって変わる効果を試行錯誤を繰り返し体得する必要がある。...
View Articleロケハン 33《駅》 - Location Hunting《Station》 -
スティングとクリス・ボッチの“美女は後悔などしない (La Belle Dame Sans Regrets)”という洒落た曲をご存じだろうか? シャネルNo.5のPVとしても有名だ。 ジャジーで気怠い大人のムード漂う名曲。このPVの冒頭に出てくる駅がメチャクチャいいので調べてみた。 まずは、PVを観ていただきたい。最高!オドレイ・トゥトゥが急いで列車に飛び乗るシーンから始まる。...
View Article野外スケッチとスタジオデモ - Plein air & indoor -
今年の紅葉は台風の塩害で期待できなそうだ。画塾の前の都筑中央公園の葉も海から15km以上離れているにもかかわらず、一部枯れて茶色になっている。 いづれにしても、この辺りが紅葉するのはまだ先になるだろう。 ということで、午前のクラスは外に出て風景を描くことにした。当塾前の都筑中央公園。 Google ストリートビューでは冬の景色。...
View Article絵の具と水の混合比 - Mixing ratio of paint and water -
透明水彩絵の具の組成と特徴を知れば、おのずと透明水彩らしい絵の具の使い方が見えてくるはずだ。 どういうことか、簡単に説明してみようと思う。 あなたは、絵は筆で描くものと決めつけてはいないだろうか? 透明水彩は紙の上で動く絵の具だから、自然の力(水・空気・重力など)をうまく味方に付けると無限の可能性が広がるのが楽しい!...
View Article写真を下に絵を描く心得 - Photo dependent paintings -
外で描くのには絶好の季節の到来! そうは言っても、雨の日も多いので、屋内で過去に旅先で撮った写真を下に描いてみようなんて時もあると思う。 クロアチア・ドブロブニクの高台から (May/2018) ポルトガル、ポルトのドン・ルイス1世橋を望む (Oct/2018) もちろん、私も写真を使って描くことだってある。ワークショップは屋内の場合がほとんどだ。...
View Article土曜日もスケッチデー - Sketching on Saturday -
今日は、土曜日の講習を外に出て行った。 何と気持ちのいい週末なんだろう! 最高のスケッチ日和! 11時に集合し、ロケハンをしながらブラブラしてそれぞれ描くスポットを確保した。 私は開港記念広場も見ておこうと行ってみると、すでにスケッチッする人たちで埋まっていた! ざっと3~40名はいただろうか。キングもクィーンも工事中で銀杏も塩害で芳しくないので皆ここに集まったのだろう。...
View Article私の気合い注入グッズ - Things what motivate me -
好きなことでも、始めるときは初動エネルギーが要る。 “慣性の法則”は、人の行動にも当てはまると思う。 私はほぼ毎日、画塾が終わると誰もいなくなったアトリエでこの歌をギター片手に口ずさみ気分を切り替えてから絵を描いたり、会計ソフトに金額を打ち込んだり。 ♬そこから旅立つことは、とても力がいるよ〜♬ サヨナラCOLOR by ハナレグミ でも、私には歌の他に強い味方がいる。...
View Article“黄金の時” が好きだ - My favorite "Golden Hour" -
以前もブログに書いたが、私は、トワイライトタイム(薄暮の時間、またの名をゴールデンアワーとかマジックアワーとも言う)が大好きだ。 余談だが、昔、“Twilight Zone” というアメリカのテレビ番組があって日本では“ミステリーゾーン”という題名で放映していた。私が10歳に届かない頃だと思う。子供心に「世の中、説明できない不思議なことがあるんだなぁ」と感心したような覚えがある。...
View Article“描き込み” って、何?《改訂・再掲》 - What is perfection? -
“描き込み”というと、とにかくキッチリ全部描くことだと思う方が多いだろう。 でも、私はそうではないと思う。 では、“描き込み”とはどういうことなのだろう。 よく、デッサンを描いている人が『描き込んだら真っ黒になっちゃった。』と言ったりするし、水彩画でも『描き込んだら汚くなっちゃった。』なんて言っているのを耳にする。 本当にそうなんだろうか?...
View Articleデモンストレーションデー《池》 - Demonstration Day -
毎週水曜日(午後)は、 横浜画塾のデモンストレーション・デー。 ファーストウォッシュを活かして、緑が写り込む公園の池を描いてみよう。 先月行ったポルトガルのリスボンにあるグルベンキアン美術館の庭を散策中に撮った写真を下に描いてみよう。...
View Article光は見えない《改訂・再掲》‐ Light itself cannot be seen -
デスクランプの光を描こうとした場合・・・ デスクランプの光を活かして雰囲気のある静物画を描こうとした時、あなたはその光を下の図のように描くかもしれない。 これは、説明図としてはいいと思うが、 絵画としてはどうも“ウソっぽい”と思う。 それはどういうことなのか、以前書いた記事があるので再掲しておく。 以下、再掲 *************************************...
View Article年末年始の予定 - My schedule 2018 & 2019 -
年末年始に予定している個展やワークショップの情報が確定してきたので、備忘録もかねてアップしておく。 ■2018年 12月1日(土)~12月16日(日)笠井一男 水彩画展 in 中国蘇州KAZUO KASAI WATERCOLOR EXHIBITIONin SUZHOU CHINA 01/December/2018 - 16/December/2018明美術館(苏州明美术馆)at Ming...
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