私の制作所要時間 《改訂・再掲》- My time required to complete -
よくある質問。 『透明水彩画は、素早く描かないといけないんですか?』 とても大事な内容を含んだ質問だと思う。 確かにそうとも言えるし、違うとも言える。 同じ透明水彩絵具を使っていても、目指す絵が違えばおのずと手順、技法、濃度、色の選択、筆使い… さまざまだ。それが大前提。...
View Articleデモンストレーションデー 《朝の空気》- W Demonstration Day -
毎月 第1・第3水曜日の午後はデモンストレーションデー。 久しぶりに静かな朝のハーバーに停泊するヨットをモチーフに、朝陽の反射する光と空気感を描いてみよう。 Googleストリートビュー ではここまでしか行けない。 私が現地で撮った写真。赤枠で切り取って描くことにした。 《Step by Step》 鉛筆下描きは最小限度。構図と塗り残しの確認。...
View Articleパレット準備完了‼️ - Palette ready‼️-
先日やっと手に入れたパレット “Handy Pro 16 " に絵の充填完了‼️ 今までは基本的に16色で描いていたが、最近“グラニュレーション系” の絵の具を意識的に使うようになってきたので、Handy Pro 16は“特殊絵の具”用にすることにした。 真っ黒に見えるが、それぞれ微妙な色味で、水に溶けると顔料が分離する絵の具を選んで新パレットに入れてみた。 左; 私の標準絵の具(Craig...
View Article輪郭線はなんのため?《改訂・再掲》- What is the outline for? -
子供の時から、絵は、 まずリンカクを描いてからその中を順番に塗っていくものだった。 透明水彩の場合、それだけでは数ある技法・効果の三分の一も使いこなせないのではないだろうか。 “ネガティヴ・ペインティング”という基本技法を積極的に使うことによって、透明水彩らしさが存分に表せるようになると思う。 明るい色を先に塗っておいて暗い色で塗り残していくのがリスクの少ない方法と言える。...
View Article“描き込み”とは?《改訂・再掲》- What is brushup? -
“描き込み”について思うことを再度挙げておこう。 “描き込み”というと、とにかくキッチリ全部描くことだと思う方が多いだろう。 でも、私はそうではないと思う。 では、“描き込み”とはどういうことなのだろう。 よく、デッサンを描いている人が『描き込んだら真っ黒になっちゃった。』と言ったりするし、水彩画でも『描き込んだら汚くなっちゃった。』なんて言っているのを耳にする。...
View Article“差” ということ《改訂・再掲》 - About the "difference" -
昨日に引き続き… “差”という文字から何を想像するだろうか? “差益” “差額” “時差” “差別” “僅差” “高低差” “雲泥の差” “寒暖差”… つまりは、二つ以上のモノの“差異”“相違”“隔たり”のことと言っていいと思う。※デジタル大辞泉の解説 さ【差】 1 物事と物事の間の性質・状態・程度などの違い。へだたり。 「大きな差をつける」「大した差はない」「世代間の差を感じる」...
View Article港北NT四季のスケッチ -Sketching 4 Seasons of Kohoku NT-
横浜画塾のある港北ニュータウン(横浜市都筑区)はスケッチスポットには事欠かない。 港北ニュータウンをほぼ一周する緑道(グリーンマトリクスシステム)がそのスポットをつないでいるので、散策するのにはベストな環境と言える。そして、どのスポットもさほど混雑もせず、のんびりスケッチしていても迷惑になることはない。...
View Article切り取り(キャプチャリング)法《改訂・再掲》- Capturing Method -
風景は360度どこを描くこともできる。 裏を返せば矩形の画面に描くときには、必ずどこかを選んで切り取ることになる。英語ではキャプチャリングとか、トリミングという。私の場合、現場で描くことは大変重要と考えているが、写真を下に描くこともある。 現場で写真を撮るときは、画角を広く取り余計な部分も一緒に撮っておくことが多い。...
View ArticleWデモンストレーションデー 1《梅の咲く丘》- W Demo Day 1 -
く毎月第2・第4水曜日は、 午前・午後のデモンストレーション講座のWヘッダー。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午前の部》 港北NT、山田富士公園の梅の花咲く丘をモチーフとして、 何を描くか。 「ただ写し取るだけでは絵にならない」 というテーマ。梅の咲く丘をモチーフとして、エッヂコントロール(Lost & Found =...
View Article【速報】港北NTの梅と菜の花の状況 -Signs of Spring-
Wデモンストレーション《午後の部》の前に、本日ロケハンに行ってきたので【速報】をアップしておこうと思う。 ■川和町駅の菜の花畑(2023年2月23日現在) 昨年は害虫被害で広い方が全滅だったので、今年はどうなのか見に行ってきた。...
View ArticleWデモンストレーションデー 2《ヨットハーバー》- W Demo Day 2-
毎月第2・第4水曜日は、 午前・午後のデモンストレーション講座のWヘッダー。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午後の部》 イタリアのリゾート、サンタマルゲリータリグレのヨットハーバーをモチーフとして、 何を描くか。 「ただ写し取るだけでは絵にならない」 というテーマ。初夏のリゾート地のけだるい午後。...
View Article渋谷でワークショップⅠ《初春のNYC》 - My Workshop in Shibuya Ⅰ -
毎月第4金曜日は渋谷ファッション&アート専門学校公開講座。午前・午後のデモンストレーション講座のダブルヘッダー。 冬の終わり+春の兆しを感じるニューヨークの景色を、映画のワンシーンを見るような気分で、“雰囲気” を演出をして描いてみよう。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午前の部》...
View Article渋谷でワークショップ2《初春のNYC》 - My Workshop in Shibuya 2 -
毎月第4金曜日は渋谷ファッション&アート専門学校公開講座。午前・午後のデモンストレーション講座のダブルヘッダー。 冬の終わり+春の兆しを感じるニューヨークの景色を、映画のワンシーンを見るような気分で、“雰囲気” を演出をして描いてみよう。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午後の部》...
View Article水彩画の重点ポイント《改訂・再掲》- Secret of watercolor -
何度も掲載したけれど、改めて何度でも…。 当塾でも、この“考え方”の浸透でとても理解が進んだようなので、復習の意味も込めて再度アップしておこう。 私なりの独断で透明水彩画の技術的重点ポイントを5つに絞ってまとめてみた。 もちろん、これら技法以前に、水彩画に対しての情熱と明解な完成イメージ(ゴール)を持つことが大前提であることは言うまでもない。 1.プロセス...
View Articleカラーザイユ?《改訂・再掲》 - couleur-aille? -
グリザイユという手法が水彩画でも蔓延して久しい。 一見、経験の浅い人には、明暗・バルールでとらえるのに便利な方法のように思えるかもしれないが…。 本来のグリザイユは、フレスコや油彩のモノクローム(セピアなど)で簡素に描いたもののことを言っていたようだ。 要するにデッサンの絵具版と言えるかもしれない。 でもちょっと考えればわかるだろう?...
View Articleデモンストレーションデー《桜吹雪》- Demonstration Day -
毎週水曜日午後はデモンストレーションデー。 梅が満開の今、あえて山田富士公園の桜を描いてみる。俯瞰で見下ろす桜をモチーフに春の穏やかな光と影、リラックスしたたのしい雰囲気を描いてみたいと思う。 Googleストリートビューでは冬の景色。 私が現地で撮った写真。 《Step by Step》...
View Articleスケッチデー《菜の花畑》-Sketch Day《Canola Flower》-
毎月第1木曜日の総合コースはスケッチデー。 先日ロケハンしてきた横浜市営地下鉄グリーンライン川和町駅前の菜の花畑にスケッチに出かけた。 昨年は害虫発生でほとんど咲かなかったが、今年は見事に咲いている。 シドモア桜は八分咲き、菜の花の中に点在する桜(越の彼岸)はまだ蕾の状態。 一昨年より丈は低め。満開直前と言ったところ。 駅から見えるほどの近さで徒歩2分程度。...
View Articleマーケティング戦略の疑問《改訂・再掲》 -Useless Marketing strategy-
今、日本の停滞は顕著になっている。以前書いた記事内容も、その要因の一つのように思うので、再度挙げておこう。 私は、マーケティング重視の価値判断を信じていない。 万人の“ニーズ(NEEDS)”に合わせて作った作品(製品)など面白いわけがないから。 確固たる技術開発とオリジナリティを突き詰めた“製品”...
View Article白の陰はカラフル《改訂・再掲》-The shadow of white is colorful-
白いものの陰をペインズグレーで済ます人を見かける。 私は、 『陰の色を“陰色”などと決めつけるのはよくない』 と常々塾生に伝えている。※ ペインズグレーに限らず、インディゴもシャドー○○も同じこと。 なぜ、決めつけてはいけないのか。… 皆さんはスライド上映をする時に、色のついた壁に映すだろうか?たぶん、例外なく“白い”壁に映すと思う。 それは、 “白”が正確に元の色を再現してくれるから。...
View Articleイメージが浮かばない⁈《改訂・再掲》-Are you imaginative?!-
暖かくなって桜も咲き、外にスケッチに行く機会も多くなってきた。先日、ある生徒さんから 『現場で景色を見てもイメージが浮かばないんですが…。』 という相談があった。 もともと、絵は 『描きたいから描く。』 ものだよね? 描きたい景色、描きたい花、描きたい人・・・ まず、動機(モチベーション)が先にあって、描きたいという気持ちに従って描くものだと思う。...
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