空白恐怖症?《改訂・再掲》- Are you blank phobia? -
私は、絵でも、音楽でも、ダンスでも、“間”がスカスカに空いていて、ちょっと不安になるくらいな感じが好きだ。 たとえば 音楽ならTom Misch & Yussef Dayes のユニットも3人だけ。メッチャカッコいい!!! ZAZはシャンソン。ストリートでの3人の最小ユニットがいい。しかもアコースティック(アンプを使わない)なので、いい隙間ができて気持ちいい。 G・Love...
View Article伸びしろについて《恒例再掲》- The potential for growth -
この記事の掲載は、私的には一年の禊(みそぎ)と来年への意気込みを再確認する意味で年末恒例にしている。 コロナ禍も終焉(?)を迎え、世界が次のフェイズに移ったにもかかわらず、この国はまだまだその痛手を引きずっているように見える。 それでも私(私たち)は、足を止めずに前に踏み出さねば…。...
View Article"ズレ” や "ユラギ”《改訂・再掲》 - "Gap" and "Fluctuation" -
私は水彩画には、“イイカゲン” や “テキトウ” な感覚がとても大切だと思っている。今日はさらにそこから派生して“ズレ”や“ユラギ”について感じていることを書いておこうと思う。 【関連記事】“イイカゲンに、テキトウに!”“ひずみ や ゆがみ” NHKは公共放送と言いながら、政権に偏向している印象は否めないが、飛び抜けていい番組を放映したりする時もある。...
View Article石膏デッサンについて《改訂・再掲》- Why dessin first in Japan? -
なんで絵を描く時は石膏デッサンから始めなければいけないことになったのだろう? 若かりし頃、芸大・美大受験予備校でみっちりデッサンをやって分かったこと。 私の木炭デッサンデモンストレーション トータル3時間 2014年3月2日 時々、『絵をやるなら、先ず石膏デッサン!』 という人がいる。本当にそうなんだろうか。...
View Articleデモンストレーションデー《路地夜景》-Demonstration Day《Hanoi》-
毎月第1・第3水曜日の午後は、デモンストレーションデー。 今日は、先日行ったベトナム・ハノイのハノイ大教会の横の、カフェやレストランが並ぶ雰囲気のある路地の夜景を描いてみよう。 Googleストリートビューでは昼間の風景。 私が現地で撮った写真。大聖堂の横道も少し奥までくると静かだ。 《Step by Step》 鉛筆下描きは、フォーカルポイントとサブエリアの緩急の確認をしておく。...
View Article光が見えますか?《改訂・再掲》 -Can you see the light?-
私は、もともと光に敏感な方だと思う。絵を描いていないときでも、無意識に光の方向、角度、強さ、種類などをチェックしている自分がいる。ところが、私には光が見えない。皆さんは、"光"が見えるだろうか? “見える”と言った方、“見える”のは光そのものではなくて“光があたった物体”じゃない?確信をもって言おう。"光"自体は"見えない"。...
View Article渋谷でワークショップ 1《雪景色Ⅰ》- Work shop in Shibuya 1 -
毎月第4金曜日は渋谷ファッション&アート専門学校 公開講座のデモンストレーション・ワークショップ。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午前の部》 数年前の大雪の翌日、画塾から徒歩30秒の都筑中央公園にあった雪ダルマの写真を下に雪景色を描いてみよう。冷たい澄んだ空気と暖かい日差しを感じる絵になるといいなぁ。 Google...
View Article渋谷でワークショップ 2《雪景色Ⅱ》- Work shop in Shibuya 2 -
毎月第4金曜日は渋谷ファッション&アート専門学校 公開講座のデモンストレーション・ワークショップ。 午前の部 デモンストレーション作品 午後の部 デモンストレーション作品 《午後の部》 下描きはフォーカルポイントを中心に最小限度。 ツァーストウォッシュで暗いところを取り払った下地となる色を一気に流し込む。...
View Article雪景色と夜景《改訂・再掲》 - Night & Snow scenery -
最近、続けて雪景色を描いているので、透明水彩絵の具の特性を考察したうえで、雪景色と夜景の比較をしてみた。 水彩画のモチーフとしてよく描かれる風景にはある傾向があるように思う。 それは、“白” が美しく見える風景。例えば、パラソルのある風景、白い壁の街並み、ヨットや漁船… 等々。 そういう意味で、“雪景色” は最も水彩画に合っているモチーフだと思う。...
View Article私のヒーローたち《改訂・再掲》 - My Heros -
私は昭和30年生まれ。 ちょうど、“三丁目の夕日”の時代が幼稚園という世代。日本ではテレビ放送が昭和28年に開始され、皇太子様(現・天皇)ご成婚で一気に大衆に浸透した。 30年生まれの私の世代は、言わばメディアの洗礼を幼児期から受けた最初の年代であり、テレビの影響力がMAXだった時代を通り抜けてきた世代と言える。 そのころは、少年向けテレビドラマがとても充実していて、釘づけになって観ていた。...
View Articleウォッシュから始める水彩画《改訂・再掲》 -Importance of First-wash-
昔、“水彩画”というと鉛筆やペンでしっかりスケッチして薄い絵具を重ねてアッサリ仕上げる“淡彩画”をイメージしたものだ。 最近は水を多用し、にじみ、ぼかし、グラデーションなどを生かした“雰囲気のある”水彩画が世界的に人気があるようだ。 昔の水彩画の延長線上でこれをやろうとしてもうまくいかないだろう。 なぜなら、根本的に考え方が違うので。...
View Article筆数が気になる方へ《改訂・再掲》 - Less your brush stroke -
私の個展に来ていただいた方々が、私の絵を見て口々に 『私は描き過ぎてるなぁ…。』 とか、『この辺で止めた方がいいんだけどなぁ…。』 とか言っているのをよく耳にする。水彩画は、描きすぎないことが肝心とよく言われる。私もまったく同感だ。 時間をかけてじっくり描くことを否定するつもりはない。時間と筆数は必ずしもパラレルではないので。...
View Articleあるがまま描けばいいの?《改訂・再掲》- Don't copy what you see -
事実は小説よりも奇なり 《Truth is stranger than fiction.》とは言うものの絵は、見たまま描いてもつまらない。 最近、私は画塾でこう言っている。『この花は、オレが生けたんだよ〜?!“完璧”な訳ないじゃん! そのまま描いちゃだめだよぉ!』 それに、『あなたが見ているモノが、他の人が見ているモノと同じかどうかだって怪しいし…。』...
View Article“気”を描く…《改訂・再掲》 - Paint the Aura… -
ある仕事の打ち合わせでの話。完成イメージを水彩画で描いてほしいというご依頼。 テーマは“気”だという。 以前から「透明水彩絵の具の特徴の一つは“雰囲気”を表わすのに適していることだ」と言ってきているので、「水彩画にぴったりですね!」と言うと、担当の方は、「よかった!抽象的なテーマなので難しいかと思ってました。」とのこと。...
View Article年末のご挨拶 - Greeting for Yearend-
本年も大変お世話になり、ありがとうございました。2024年、皆様とご家族のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。Thank you very much for your huge support in this year.I wish you all and your family good health and success in the coming year....
View Article今年の目標 2024 - Goal for 2024 -
新年 明けましておめでとう ございます。 本年もよろしくお願いします。 毎年、年頭にゆるい目標(心構え的な)を立ててきた。昨年は年末にコロナにかかり、思考停止状態だったこともあり、うやむやにしてしまった。...
View Article“目標”は “ゴール”じゃない。-"Objectives" isn't "Goal"-
新年早々、昨日 漠然とした目標を書き出してみた。その後よく考えてみたら、“目標”は“ゴール”ではないという、当たり前のことを改めて認識したので、新年の勢いで記しておこうと思う。 絵を描くというアクティビティの “ゴール” が、・入選・入賞すること?・師匠に追いつくこと ?・写真のように描けること?等々…...
View Article今年の画塾展(教室展)予告 -Student exhibition preview-
年が明け、本年4月2日から予定している横浜画塾展(教室展)を前に、過去の記事から横浜画塾のことについて書いた記事をピックアップして、より深く知っていただいて関心を持ってもらえたらと思う。個展かと思ったら教室展だったという経験はだれしもあるんじゃないかな…。 どの絵もみんな同じタッチ、色使いも大きさも同じ。名前を見て初めて違う人の絵と気がつくような展覧会のことだ。...
View Article一期一会《改訂・再掲》- Once in a Lifetime -
横浜画塾では、基本的に入塾も退塾も本人の意向に沿うことにしている。 ※満席の場合は別だが。 基本的に “来る者は拒まず、去る者は追わず。” 開講当時からの私なりの決め事だ。...
View Article輪郭依存症?《改訂・再掲》- Contour addiction ? -
みんな、いつから“輪郭依存症”になったんだろう・・・ 赤ちゃんに鉛筆と絵の具を持たせたら、色をベタベタ塗って、それと関係なく鉛筆でグルグル自由に線を描くんじゃない?絵の具で色を塗ることと、鉛筆で輪郭を描くということはどちらが難しいか考えれば当然だと思う。 あなたは、 絵は、輪郭線(線画)を描いてから塗るものだと思って(思わされて)いないだろうか?...
View Article